私達は負けてしまったらしいです。 ページ18
____ズザザァッ!
血を撒き散らしながら勢いよく倒れ込む正一さん。
「っ、正一さん!」
「正一!」
ちょうど到着したと思われる綱吉君と私の声が重なった。
「ハハン、もう終わりましたよ」
「お前!」
怒った綱吉君が桔梗さんに攻撃を仕掛けるが、簡単に止められてしまう。
「もう終わりと言ったでしょう。貴方と戦う理由はありません」
「......正一さん! 大丈夫ですかっ......」
「お待ちください」
本気で心配なのと、雰囲気を出す為に私が倒れ込んだ正一さんに駆け寄ろうとすれば、案の定現れたチェルベッロさんに阻まれた。
綱吉君を止めているチェルベッロさん同様、標的の炎を厳密にチェックすると言って近付けてくれない。
......ですよね。
『ツナ、A! こっちも倒したぜ』
無線機の向こうから武君の声が聞こえた。何とか原作通りデイジーさんを討ってくれたんだね。
「野球バカにしては......よくやったじゃねーか」
爆発に巻き込まれた獄寺君が、そう言いながら歩いてきた。
「獄寺君無事だったんだね!」
「申し訳ありません10代目!」
「よかった! Aちゃんも無事そうで......本当に」
「......俺なんかより、入江の野郎が......」
正一さんに視線を向けた獄寺君に便乗して「そうです、正一さんは......」と呟き倒れ込んだ正一さんを見る。
「標的の炎は体内の全生命エネルギーが2%以下になると消滅します。入江氏の標的の炎は2%を大きく上回り下降し続けている為、消滅と認めます」
「そんな......正一君! しっかりして! 死んじゃ駄目だ!」
綱吉君が必死に正一さんに呼び掛けているのを斜め後ろから苦い顔をして眺める。
『こちらもです。デイジー氏の標的の炎も、消滅と認めます』
「ハハン、早とちりですよ審判。デイジーは"
サァァ、と音を立てて桔梗さんの後ろにトリカブトさんが現れた。
「お分かりいただけましたか? これが真7弔花の
チェルベッロさんが軽く頷き、髪と服をたなびかせながら立ち上がり____こう言った。
「これによりチョイスバトルの勝者が決まりました。勝者は____ミルフィオーレファミリーです!」
正一さんは全ての詳細を話し始めました。→←ドライ時間がうち破られました。
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Maple(プロフ) - 空知さん» ご指摘ありがとうございます。お人好しな線、では文法的におかしかったですかね?直しておきますね! (2015年11月18日 19時) (レス) id: 22d086941e (このIDを非表示/違反報告)
Maple(プロフ) - 城覇さん» コメントありがとうございます!続編も是非見てください! (2015年11月18日 19時) (レス) id: 22d086941e (このIDを非表示/違反報告)
Maple(プロフ) - 怜弥さん» コメントありがとうございます!凄い、大正解ですよ!さすがですね! (2015年11月18日 19時) (レス) id: 22d086941e (このIDを非表示/違反報告)
空知 - 設定の主人公ちゃんの性格の所なんですが、「綿」じゃなくて「面」ではないでしょうか?最初のところです。間違っていたらすみませぬ (2015年11月18日 19時) (レス) id: 95a0519593 (このIDを非表示/違反報告)
城覇 - 今回も面白かったです!続編楽しみにしてます!! (2015年11月18日 18時) (レス) id: edf118dbe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Maple | 作成日時:2015年11月14日 11時