ツナに手は出させません。 ページ33
「もう鬼ごっこは終わりにしようや」
「ひいい！ 出たー！！」
う、うおお、ツナとこの男の子を守らなくては......！ ていうか煽りたいのに男の子が腕を離してくれないよ！
「で、何だ？ そいつらは。そろそろ教えてもらおうか？」
こちらに攻撃を仕掛けてきたロン毛の男。咄嗟に男の子が前に出て持っていたブーメランみたいな武器で防ごうとするが、男の剣の速さが少しだけ早く、男の子に直撃してしまった。
そのまま建物のガラス窓に突っ込む男の子。
「き......君！」
「う"お"ぉい」
男の、私達を呼び掛けるような口調に、私はツナを守るように立ちながらロン毛の男を見た。......見ながら、どうやって煽るか考えていた。
「そーだぁ、貴様らだぁ。このガキとはどーゆー関係だぁ？ ゲロっちまわねーとてめえらを斬るぜ」
「さっき会ったばかりなのに関係吐けとはこれいかに。ツナに手は出させません」
「ね、姉さん......！」
男は「そうかぁ」と呟いた後、私を例の剣で斬りつけようとしてきた。しかし避けない。
男の背後から大量のダイナマイトが降ってきているから。
____ドガガガガン！！
咄嗟に上に跳んでかわした男。おかげで私も怪我する事なかったんだけども。
爆煙の先には、獄寺と山本の姿が。
「____その方達に手を出してみろ、ただじゃおかねぇぞ」
「ま、そんなとこだ。相手になるぜ」
「獄寺君！ 山本！」
持ってきていなかったはずなのに何故か山本のバッドがあった事件。十中八九リボーンの仕業だね。
「てめーらもカンケーあんのかう"お"ぉい。よく分かんねーが一つだけ確かな事を教えてやんぜ。オレにたてつくと死ぬぞぉ」
「その言葉そのまま返すぜ」
「ありゃ剣だろ？ オレから行くぜ」
山本が男に近づいていくところで、ガラスの山に埋もれながら男の子が慌てたように「やめてください！ おぬしらの敵う相手ではありません！」と叫んだ。
「後悔してもおせぇぞぉ」
「行くぜ！」
しかし、二人は物凄いスピードで駆け出し、剣と刀が重なった。凄まじい金属音を立てた後、何度か斬り合う二人。
「貴様の太刀筋、剣技を習得してないな」
「だ、だったら何だよ」
「軽いぞぉ！！」
再び重なり合う二つの剣と刀。......と、男の持っている刀から何かが飛び出したかと思えば、山本の付近が大爆発を起こした。
「！ 火薬！？」
「山本ぉ！！」
煙が晴れると、そこにはボロボロになった山本が......。
やあ、頭髪のお悩みを抱えてそうなお兄さん。→←今私があいつを煽って引きずり下ろすよ。
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香坂 - もうひとつの方とは違ってギャグなのが楽しいです！ネーミングセンスが光ってておもしろいです！ (2016年4月10日 16時) (
レス) id: cc9bfb9dd8 (このIDを非表示/違反報告)
Maple(プロフ) - 詞葉さん» 返信遅れました...！ふりかけで笑ってくださって嬉しいです！これからも頑張りますね！ (2016年1月21日 19時) (レス) id: 22d086941e (このIDを非表示/違反報告)
詞葉(プロフ) - すごい面白いですー！！ずっと笑っちゃってました。ふりかけ笑 頑張ってください！ (2015年12月17日 21時) (レス) id: 7483706457 (このIDを非表示/違反報告)
Maple(プロフ) - トンぬらさん» コメントありがとうございます！面白いと思ってくださって幸いです！私もそのつもりで書いたので！これからもどうぞご覧になってください！ (2015年12月12日 17時) (レス) id: 22d086941e (このIDを非表示/違反報告)
Maple(プロフ) - 水紅さん» コメントありがとうございます！もう一つ書いてる方では雲雀さんオチなので、予定としては骸さんの方かな？と思ってみたり。とにもかくにもありがとうございます！ (2015年12月12日 17時) (レス) id: 22d086941e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maple | 作成日時：2015年12月4日 20時
