さんびゃくさんじゅうよん！！ ページ39
*S-side
.
三橋「うーわ……お前が見舞いに来るとかドン引き」
相良「はん、脇腹撃たれたくらいで瀕死してる奴が生意気言ってんなよ」
片桐「病室で喧嘩するなよお前ら」
あれから数日後。
三橋は病院に入院することに。
脇腹を撃たれ、毒物入りの注射をされたらしい。
話を聞くだけではかなりやばいが、
まぁコイツだったら平気だろうな。
なんせ、女助けるために手の肉も
ためらわず削ぐ奴だ。
その時、「ほわぁぁーっ!!」という
アホっぽい叫び声と走る音が響いてきた。
そして扉がぶち開けられるとすぐに閉まる。
三橋「うるせーぞ」
片桐「病院では静かにしろ」
相良「やかましい奴だな」
「ひ、酷い……!!」
ぜぇぜぇと肩で息をしているAは
涙目になって俺らを見渡した。
何をそんなに焦ってるのやら、と見守っていると
今度はドアを殴る音が響く。
「開けてください!」「謝らせてください!」と、
どこか方言の含むドスのきいた声。
三橋「なに、外」
「榊ヶ峰のいた組織の人たちです……」
相良「何しに来たんだよ」
「謝らせてくれって……札束入ったスーツ持って追いかけてくるんです……」
三橋「もらっちまえよ」
「嫌ですよ!すんごい大金ですからね?!」
三橋「なおさらだろ。貰わねぇなら俺が貰うから開けろ」
相変わらずの三橋とA。
まぁたしかな貰える金は貰っとくべきだろう。
俺なら迷わずもらう。
しかし、扉を押さえていたAだったが、
プルプルと震えていて限界が来たようで、
Aごと扉は横にスライドされた。
そして外からヤクザのナリをした
大男たちがゾロゾロ入ってくる。
大男「この度は!!わしらの戦に巻き込んでしもて申し訳ない!!監督不行届や!!」
大男「入院代は全額こちらで支払わせてもらいます!!」
三橋「ウム。苦しゅうない」
「……」
それから一般人では見ることができないような大金が
三橋のベッドの上に次々と置かれていく。
病人の三橋は心の底から満足そうに笑っていた。
大男「ほんまにすんませんでした!!」
三橋「明日も来いよ」
大男「喜んで!!」
相良「……真似できねぇよ」
片桐「同感だな」
思わず智司と顔を合わせて笑ってしまった。
.
ドラマではありませんでしたが相良さんと三橋さんが喧嘩せずに話してるとこ書きたかったです。
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いちご - もうあと少しでお別れなんですね…もっと見たいですっ！完結した後でも何度も読み返しますね！！最後まで頑張ってください！ (2019年1月23日 0時) (
レス) id: 38e4f6d3da (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なのなのさん» そーだよね……直してくるっ (2019年1月20日 23時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
なのなの - 紫雨さん» でも、字幕入れたら「理子ちゃん」だったと思うよ？私は統一した方が良いと思う…。急に変わったら違和感あるしね(笑) (2019年1月20日 23時) (レス) id: 544df7dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なのなのさん» 正直理子ちゃんの文字迷ってるんだよね…小さいことなんだけど、漫画だと「リコちゃん」って呼んでてさぁ…ドラマどっちかわからないけど、ずーっと「理子ちゃん」できたからどーしよーって…笑笑 (2019年1月20日 19時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
なのなの - ごめん、341だった…！間違えちゃった、ごめんね。 (2019年1月20日 16時) (レス) id: 544df7dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2019年1月4日 20時
