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*S-side
辛そうに息をするA。
看病なんてまともにしたことがねぇから
どうしたらいいか分からず、
ひたすら汗を拭いてやることしか出来ない。
「………ぅ……あつい…」
相良「布団退かすか?」
「ん………でも、……寒い………」
俺はAの上にあった大きめの布団を外して
ひとまわり小さい毛布をかけてやる。
「相良さん……」
相良「どうした?」
「……っしんどくて、……その…」
相良「寝辛ぇか?」
「ううん…。我が儘良いですか……」
相良「なんだよ」
「頭……」
相良「頭?」
「……なでてほしいです」
……。
あっぶねぇ。
理性が飛びかけた。
真顔を貫きすぎて表情筋固まっちまった気がする。
俺はできるだけ平然になるように
そっとAの髪を撫でた。
……あっちぃな。
相良「……どうだ?」
「ん……きもちいい」
相良「そーかよ。もう寝ちまえ」
「子守唄……」
相良「歌わねーわ」
少し余裕が出てきたのか、
んふふ、と小さくはにかむA。
その間も頭を撫でていたら、
ようやく寝付いたようで。
小さいけれど規則正しい寝息が聞こえてきた。
片桐「おい相良。長野産しかなかったぞ」
相良「長野も上手いぞ。さんきゅな、智司」
片桐「……寝たのか」
相良「ああ」
片桐「……頭撫でてるのか」
相良「…………その顔やめろ」
優しいな、と笑いを堪えながら言う智司を
思いきり睨み付ける。
それでも撫でるのをやめるわけにはいかない俺を
おかしそうに笑いやがった智司は
「切ってくる」
と言い残して林檎のスーパーも一緒に
キッチンに入っていった。
相良「……くそ」
いつもそうだ。
コイツといると俺らしくねぇことばっかり
やってしまう。
人助けとか、赤の他人の看病とか。
相良「……全部お前のせいだからな」
そっと指で頬を撫でてみる。
傷一つないするりとした頬はまだ熱い。
相良「……チッ。早く治りやがれ」
俺の呟きにAは答えることはなく。
スー……と寝息をたてるだけだった。
.
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めーぷる(プロフ) - 紫雨さん» 了解しました！ありがとうございます!! (2019年1月3日 21時) (
レス) id: ed137c864e (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - めーぷるさん» リクエストありがとうございます！ただ、申し訳ないのですがこのpart3は恐らく今もらってるリクエストでpart4へ移行すると思います！本当に本当に面倒で申し訳ないのですが、移行した際にもう一度リクエストしてもらってもいいですか？申し訳ないです(*_*; (2019年1月3日 21時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる(プロフ) - すみません、リクエストです…！色々あって心がボロボロな妹ちゃんを三橋くんが死ぬ気で助けるって話お願いしてもいいですかっ (2019年1月3日 19時) (レス) id: ed137c864e (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - jr00rtk417hさん» なにか名案があれば教えてください！(笑) ありがとうございます！がんばります(≧∇≦)/ (2019年1月3日 18時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
jr00rtk417h(プロフ) - 確かに…(o_o)そこが問題ですね笑笑いつも楽しみにしてるのでこれからも頑張ってください！ (2019年1月3日 16時) (レス) id: 279b567dfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年12月6日 22時
