ひゃくきゅうじゅうよん！！ ページ47
.
そんな風にちょっと良い雰囲気で喫茶店に
入ったのが30分前。
「だからいちいちそういうこと言うのやめてもらえますｯｯ?!」
三橋「はぁー?!元はといえばお前から喧嘩売ってきたんだろうが!!」
「セーコちゃんセーコちゃんってしつこいんですよ!興味ないし!!」
三橋「お前聖子ちゃん舐めんなよ?!自分が貧相な体だからってひがむなバーカ!」
「ひがんでませんバーカ!」
三橋「バーカバーカチビ貧乳バーカ!!」
「鳥に襲撃されたパーマバーカ!!」
喫茶店の前で言い合い戦争になり、
睨み合って、同時にそっぽを向く。
どうしていつもいつもこうなっちゃうんだろ。
……いや、悪いのは三橋さんだ。
いっつもセーコちゃんとかミナミちゃんとか
名前だして「可愛い可愛い」って語ってきて。
そんなの何も面白くないし。
とっととセーコちゃんと結婚すれば良いんだ。
三橋さんのバーカ。
「あ!!」
三橋「うお、ンだよ」
帰ろうと思ったその時、
そういえば家の鍵はお兄ちゃんが
持っていたのを思い出す。
さっき別れるときにもらっておけば良かったな…。
「家の鍵、お兄ちゃんが持ってるんですよね」
三橋「どーすんだよ」
「うーん…一応成蘭のほう行ってみます。
もしかしたらまだ京子さんのこと待ってるかもしれないし」
三橋「…あのよ」
「はい?」
三橋「……も、もし伊藤と会えなかったら、俺んち来いよ」
「へ?」
三橋「……伊藤が帰ってくるまで置いといてやる」
しどろもどろの三橋さん。
何を恥ずかしがっているのかよく分からない。
「いや大丈夫ですよ。
お兄ちゃんたちのデートする場所も知ってますし。
わざわざありがとうございます」
三橋「……」
瞬間、三橋さんのチョップが私の頭に降り下ろされた。
「いった?! え、なんで?! なんで?!」
三橋「うっせぇ大バカ女!!
お前のそういうところが大嫌いだ!!」
「急に悪口?!」
三橋「さっさとお兄ちゃんのところにでも行ってこいバァーカｯｯ!!」
急にご機嫌ななめになってしまい、
プリプリ怒りながら帰ってしまった。
「ええぇ〜……」
何か気に触ることでも言っただろうか。
いや、言ってない。
…よね?
とりあえず明日理子さんに聞いてみよう。
私はそう切り替えて、成蘭のほうへ向かった。
.
三橋「あのヤロー…普通に断りやがって……!!
次から誘いづらくなるだろーが……!!」
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天孤 - 現実は本当に甘くないんですね〜 (2019年8月2日 14時) (
レス) id: 7eedb3b556 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - そうだね！見よう！泣くマジ泣く (2018年12月16日 20時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
激辛麻婆豆腐 - カ……カナリヤ…………私だって……こんな激辛な現実は見たくない!でもしょうがない……残された時間で私たちが出来ることを今一度考えて楽しく『今日から俺は!!』見よう!………泣いても笑っても最後だから………。 (2018年12月16日 18時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - やめて！！！現実を突き止めないで！！！！！！！ (2018年12月16日 12時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
激辛麻婆豆腐 - やだ………明日で今日から俺は!!が終わっちゃう…………… (2018年12月15日 22時) (レス) id: 13769de09e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年12月1日 12時
