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花房side
最近、あの渡海先生の様子がおかしい。
オペは問題ないし普段通りのらりくらり
しているんだけど……。
「ハァ……」
ほら!
もう30秒に1回のペースで
ため息を吐いてる……!
いつもの猫背がさらに曲がってて、
落ち込んでるみたいだし。
いやまさか渡海先生に限ってそれは
ないだろうとは思うんだけど……。
……でもなぁ。
一つだけ、原因と思えることがあるんだよなぁ。
「Aさん、渡海先生と
何かあったんですか?」
(このお話は“hanabi”の前の
お話なので呼び方は昔のままです)
小さい子供達の遊ぶ広場で
ぼんやりしていた彼女に声をかけると、
分かりやすいくらい肩を上げて
振り返った来た。
「は、花房さん……どうして…」
「やっぱり。渡海先生の様子も変だなって
思ってましたけど…喧嘩でもしたんですか?」
「喧嘩…というかちょっと気まずくて……」
話を聞くところによるとどうやら
前にスルーされてしまって以来、
意地になってAさんのほうからも
スルー仕返したりしてたらますます
距離が空いちゃった、とのこと。
外の人間からしたら 可愛いなぁ と
思っちゃうけど当の本人はかなり悩んでいるらしく。
「それならもう会いに行っちゃえば
良いじゃないですか」
「やだよ、なんか負けた感じするじゃん……」
「そんなとこで素直にならないで
どうするんですか〜。
渡海先生、寂しそうですよ??」
「じ、じゃぁあっちから来れば良いんですっ」
「それをスルーしたのはAさんでしょう?」
「うぐっ……」
それでもまだ「だって…」「でも…」と
納得のいっていないご様子。
なんだか微笑ましくて笑ってしまう。
「……花房さん、楽しんでる?」
「ふふっ、べつに〜?
早く仲直りされるといいですねっ」
「……楽しんでるじゃ〜ん」
そんなにゆっくりも出来ないまま、
私はAさんと別れてナースセンターに戻る。
ふと、視界の隅にのそのそと歩く
小さな背中を見つけた。
渡海先生は窓の外からチラ、と下を覗いて
またため息を吐くとゆっくり歩き出す。
「……お互い、素直じゃないんだから」
それでもきっと、すぐに仲直りするのが
目に見えてるから不思議。
.
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みーこ(プロフ) - 可愛い、この二人萌える〜 (2018年10月2日 22時) (
レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - くまちゃんさん» ありがとうございます！そう言ってもらえてとてもホッとしております(*^^*) (2018年9月25日 7時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
くまちゃん(プロフ) - ドキドキが止まりませんー！ (2018年9月24日 9時) (レス) id: de2b78e93f (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ひまりさん» ひまりさん！コメントありがとうございます！！なかなか難しそうなんですね……！周りのかたはセンスがよくてちょっと背景変えるのが怖くなってきました(笑)なれてきたら変えてみようと思います！教えてくださり、ありがとうございました！ (2018年8月16日 18時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ミウさん» はじめまして(’-’*)♪コメントありがとうございます！そうなんですよね、悩みに悩んで結局白にしちゃいます笑笑 しっくりくんですよねぇー笑笑 (2018年8月16日 17時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年8月4日 11時
