黄瀬涼太、ストーカーはじめます。【黒バス】 (ページ25)

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ストーキング!!20 ページ25

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『で、真太郎のどこがどう変わったと？』

私は黄瀬くんを睨み、彼から変な言葉が出てこないようにしたつもりだった。
黄瀬くんはマジマジと私を見てから唸り始めた。

黄「…うーん、まずは外から固めましょっス！」

…はい？なんとも想定外の回答。
外から、とは。なんの話なのだね。

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彼は、準々決勝でキセキの世代青峰大輝と戦うと言った。
黄瀬くんは自身のプレーを見て、真太郎が今何を思ってバスケをしているのかを確かめろと言いたいのであろう。

そう言われるのであれば簡単だ、答えはNo。
真太郎自身の答えを彼から見いだせるわけがない。

私は不確実なことは信じない主義だ。
恐らく、111対11だって風の噂であれば私は気にしていなかった。あれがもし中継で流れなかったら真太郎のことを避ける必要はなかったかもしれない。

…所詮、タラレバの話だが。

黄「緑間っちのプレーがわかるなら、俺のもわかるっスよね？」

昔の俺と今の俺の違いで緑間っちの成長も考えてくれないっスかね…？

少し難しそうな顔を見せた黄瀬くん相手にこれ以上重たい言葉を持ちかけることはできなかった。

テストが明け、夏はこれからだというのに私の心はどんよりとしている。

IHまでもう時間はない