兵長のヒトメボレ２【リヴァイ】

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自室に戻ってベッドに横になった。








…気になる。







さっきの女の子が。







まさか、あの子が来るのを知ってて

私を追い出した？







らしくもなく、どんどん

ネガティブな方に考えがいってしまう。









「あ…書類、忘れた。」









今日中にエルヴィン団長の所に

持っていかなければいけない書類を、

リヴァイの部屋に置きっぱなしにしてきてしまった。







あの子、まだ居るかな…




何となく、会いたくなかった。






リヴァイは寝室に居るだろう。




書類は机の上に置いてあるから、

静かに行けば顔を合わせることはないはずだ。









さっき通ったばかりの道を引き返し、

兵士長室と書かれた扉のドアノブを

ゆっくりと回す。





少し開けて中を覗くと、

案の定リヴァイはそこには居なかった。






足音を立てないように机のところまで行き、

書類を持って部屋を出ようとした。








「兵長…気持ちいいですか…？」







さっきの子の声だ。





その声の方に足を進める。







自分でも、馬鹿なことをしたと思う。




だけど、どうしても気になって、

寝室を覗いてしまった。









ベッドの上には、

上半身に服を纏っていないリヴァイ。






そしてそのリヴァイが覆い被さるように

している下には、下着姿の女の子。









リヴァイが何か言ったと同時に

私の手から書類が落ちた。








「誰だ…？！」








私は何も考えず、部屋を飛び出した。

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