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#39 ページ40
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「…何。」
前から視線を感じる。
「食えねえのか？」
黙っていると、
リヴァイが私の隣の席に移動する。
「貸せ。」
そう言って私の箸を奪い取ると、
蕎麦を取って私の口の前に持ってきた。
「ほら、食え。」
「は…？」
「いらねえのか？晩飯まではまだまだだが。」
お腹は空いてる。
これを逃せば、夜ご飯まで
我慢しなくちゃならない。
だからと言って、
食堂でこんな恥ずかしい事…
「食わねえなら夜まで我慢しろ。」
リヴァイは箸を置いた。
「…食べる」
「あ？」
リヴァイは自分の箸を持って、
蕎麦を啜っている。
こいつ…私から言うまで待つつもり？
「……食べさせて。」
リヴァイはこちらを向いて、にやりと笑った。
「仰せのままにしてやるよ。」
リヴァイは再び私の箸に持ち替えて、
さっきのように蕎麦を私の口まで運んだ。
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作者名：絹 | 作成日時：2021年2月28日 18時
