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それでもいいんだよ(２) ページ2
―――私の彼氏は何だか過保護な様な気がする。
あくまでそれが「気がする」でしかないのは、私が他のカップルの実情を詳しく知らないからなのだが、何だかそんな様な気がするのである。
私は彼無しで一人で外出することが出来ない。
彼曰く、それは「私のため」なのだそうだ。私だって暮らし初めの頃こそ「一人でお出かけしてみたい」と駄々をこねたりもしたが、彼が凄く辛そうに「お願いだ」と言うので、今はもう完全に諦めている。
さて、今現在ヒモの様な生活をしている私であるが、無論何もしていない訳じゃない。個人外出が不可なために休日以外は家でせっせと内職を行っている。
これも家計の為(でも別に彼の稼ぎが足りないわけじゃないから！ホントに！)なのである。
腕の中から彼をちらりと見た。
―――この優しくて格好いい彼を少しでも支える為に、私はきっとこれからもこうやって生きていくのだ。
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作者名：Entero-spiro | 作成日時：2019年2月13日 14時
