27 : あなたなら ページ29
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りうら 「 …で、これからどうするの？」
「 これから…ですか…？」
涙も落ち着いてきた頃、そう問われた
「 ……どうすればいいんでしょう 」
りうら 「 んー、もっと反抗してみるとか？」
「 死にますよ私 」
死ぬのは冗談として
怪我は確実にするだろう
「 暴れ回って…家壊されるかも… 」
りうら 「 なんかもう、心配性に域超えてるよ 」
「 …りうらさん 」
りうら 「 ん？なーに？」
もっと反抗するなんて、私一人じゃ出来ない
だけど
「 …一緒に来てくれませんか？お母さんのとこに 」
りうら 「 …！」
りうらさんと一緒なら
できる気がする
りうら 「 …いーよ！一緒に行こっか！
りうらが守ったげる！」
その言葉に安心した私は
今までで一番穏やかな顔だったかもしれない
♢
これからの話をしていると
Aはまだ母親を恐れているような素振りだった
「 もっと反抗する 」という自分の案も
母親の暴れる姿を想像しているようだった
もっとなにかいい案はないかと考えている時
肩をツンと触られて、何か思いついたのかと思うと
「 一緒に来てくれませんか？お母さんのとこに 」
りうら 「 …！」
初めてAに頼られたかもしれない
そう思うとだんだん口がにやけてきて
りうら 「 りうらが守ったげる！」
そんなことを口にしていた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿あぁ、やっぱり
好きかもしれない
目の前にいる小さな女の子のことが
安心したような顔をする彼女が
そう思うといても立ってもいられなくなって
りうら 「 …っじゃあ、りうら帰るね！
お母さんのとこ行く時は連絡して！ばいばい！！」
「 え！？はい！さようなら…？？」
急に帰ると言い出したりうらに困惑したような反応をする
でも、恥ずかしくてあの場には居られなかった
ないこ 《 もしもしー？どしたりうら 》
りうら 「 …っもしもしないくん！！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿好きかもしれない！！！」
ないこ 《 は？誰がだよ！主語がねぇよ主語が！！》
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瑠樺(プロフ) - ひーいれりすさん» 面白いとは最高の褒め言葉をありがとうございます！ (10月2日 22時) (
レス) id: 4880c25410 (このIDを非表示/違反報告)
瑠樺(プロフ) - れんさん» ありがとうございます！！これからも頑張りますね！ (10月2日 22時) (レス) id: 4880c25410 (このIDを非表示/違反報告)
ひーいれりす - 完結おめでとうございます！凄く面白かったです！ありがとうございました！ (10月2日 21時) (レス) @page50 id: 166743b295 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - まず完結おめでとうございます！いつも見させていただいてましたこれからも無理のないように作品の投稿がんばってください (10月1日 17時) (レス) id: f4dea89aed (このIDを非表示/違反報告)
大夢いむっこ！ - 『〇〇だからだよ』が心に刺さります！ (9月4日 17時) (レス) @page1 id: ce79b30f38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠樺 | 作成日時：2023年6月2日 21時
