6 仲間 ページ7
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「ごめん、、」
抱きしめていた体を離し、彼の顔を見る勇気も出ず
その場から逃げる様に走り去ることしかできなかった、
「私、自分勝手だなー……っし!仕事、仕事」
トイレに逃げ込み情けない顔をした私に自分で喝を入れ
お気に入りのリップを塗り直し、仕事に戻る
藍「早くしろ」
戻るとそこには、フェロー指導に当たってる白石先生と耕作の姿があった。
横「あっ……!!!」
藍「はー…お見事。皮下組織に命中だ」
横「すいません、、出来ません…」
現場では横で教えてくれる指導医はいないんだよ
と心の中で思いながらICUの患者さんを診にいく
宮本勉「絶対に無理だ!!!!産むなんて冗談じゃない、久々に連絡がきたと思ったらこれか!!」
回診してたら隣には今日運ばれた望海ちゃんのお父さんが大声を出してびっくりしたー!!
「お父さん少し声が…」
ヒートアップしてる望海ちゃんのお父さんを隣から少しなだめる
勉「あ…すいません、すいません」
主治医の緋山先生も苦笑い気味で助け舟をだすが
またヒートアップしてる
緋山先生と名取先生がご説明しますので、、とお父さんを連れて行く
ママになる事を迷ってない様な彼女は17歳なのにすごいなと感心しつつ
若くてまだ社会経験も浅くしがらみも無い彼女を羨ましく思った
______
<スタッフステーション>
冴「森澤先生、お昼食べないんですか?」
皆食堂へ行きここは、はるかと私。
そして奥の方でフェロー達が集まっている。
「んーあんまりお腹空いてなくて。はるかは?」
冴「はるかって呼ばれるの久々ね、、、私も食欲なくて…」
「あ、ごめん。」
冴「なんで謝るの?昔に戻ったみたいで嬉しい」
あの優しい笑顔を私に向けてくれる。
私が救命にいた頃はるかとは仕事外でもよく会っていた親友みたいなものだった
「ごめんね、あの時はるかにもちゃんとお別れ言わずに去っちゃって」
冴「寂しかったんだから……あれから何度も連絡したのよ?」
「ごめん。携帯も解約してたから…」
冴「謝ってばかりね…」
はるかが私に近づいてきてほっぺを掴まれる
冴「笑って?Aは笑ってる時が1番可愛いんだから」
2人で笑い合い本当に昔に戻れた気がした
冴「私あれから藤川先生と付き合い始めたんだよ」
「そっかーおめでとう。もうそろそろ結婚?」
冴「………結婚か」
「なーにその怖い顔は!子どもでも出来た?」
あははと冗談まじりで聞く
冴「うん」
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れな(プロフ) - 苗字が森澤でびっくりしました笑笑 (2018年8月7日 19時) (レス) id: 18c21e4147 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉ありがとうございます(/ _ ; ) (2017年11月10日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - kokumaさんは話をつくるのがとても上手ですね!驚きました! (2017年11月10日 6時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 冷泉 波琉架さん» 物語に入り込んでいただけてとっても嬉しいです。ラストまでこんな感じで切ない展開が続く予定ですがお付き合い頂けたら嬉しいです^^ (2017年10月7日 14時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 波琉架(プロフ) - やばい。真相知った時泣いた… (2017年10月7日 12時) (レス) id: 8121be56da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokuma | 作成日時:2017年9月15日 21時