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「…灰谷先生ごめん。震えが止まらない。」
灰「え…」
「ライト当てるから灰谷先生がやって」
灰「そんな…麻酔もないのにこれ以上無理です」
手を握り合わせても止まらない震え。
半袖で冷凍庫に入り氷のように冷たい食材を患部に当てて麻痺させたんだから
自分も麻痺してておかしくない
まだ低体温症にはなってないのが救い
「こないだ自分は臆病だと嘆いてたよね。また後で病院で嘆くのか、ここで患者救うのか…決めるのは灰谷先生だよ」
と投げかけると、患者さんに もうやめてくれ と懇願される
守「もうほっといてください。」
灰「分かりました…ライトください。守口さんごめんなさい、もう一度オペ再開させてください。」
守「もういいんです。事故俺のせいなんです。ミスしたの言いたくなくて、俺がビビりだから」
灰「僕もです。僕も臆病で、やらなくてもいいならやらない方を選ぶ。…でも今やらないであなたが死んだら僕は自分を許す事ができません…お願いします、やらせてください」
守口さんが頷き
いきます。と灰谷先生が声を出す
灰「大動脈触れてます」
「そこ。神経を巻き込まないように結んで、止血ができるギリギリのテンションで」
灰「ネラトンカテーテルください」
「はい」
悶える守口さんを押さえ震える体と飛びそうな意識をどうにか維持しライトを当て続ける
「出血止まった。成功ね。そのまま壊死しないように冷やし続けよう」
ともう一度ミックスベジタブルを手に取り足全体を灰谷さんと冷やす
藍＿森澤聞こえるか？扉が開くぞ
という耕作の声で意識が飛びそうになった
灰「ここは僕がやりますから少しでも温まってください。顔色悪いです」
守口さんを灰谷先生に任せて
横峯先生を支え扉の前で開く瞬間を待つ
藍「森澤」
「横峯先生、低体温症になりかけてる。白車で運ぶ」
横「すみません…」
横峯先生を白車まで支え、搬送の手伝いをしようとしたその時少しふらついた
藍「だから自分を暖めろと言っただろ」
また彼に体を支えられる。
「大丈夫だよ」
藍「どこがだ。…ヘリに戻ってろ」
と無理やりヘリに押し込まれた
灰「愛されてますね」
「え？」
と笑うと
灰「ありがとうございます。」
「守口さんは正真正銘灰谷先生が救った患者だよ。よくやったわね」
灰「はい！！！藍沢先生と同じこと言うんですね」
と灰谷先生はどこか自信が溢れてきたような顔を見せてくれた
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れな(プロフ) - 苗字が森澤でびっくりしました笑笑 (2018年8月7日 19時) (
レス) id: 18c21e4147 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉ありがとうございます(/ _ ; ) (2017年11月10日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - kokumaさんは話をつくるのがとても上手ですね！驚きました！ (2017年11月10日 6時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 冷泉 波琉架さん» 物語に入り込んでいただけてとっても嬉しいです。ラストまでこんな感じで切ない展開が続く予定ですがお付き合い頂けたら嬉しいです^^ (2017年10月7日 14時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 波琉架(プロフ) - やばい。真相知った時泣いた… (2017年10月7日 12時) (レス) id: 8121be56da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年9月15日 21時
