43 彼の秘密 ページ44
今日からはるかが復帰だからスタッフステーションに寄ってからHCUのラウンド行こう
「おはよ!復帰おめでとう」
緋「あ!!私ラウンド行こうかな〜。森澤おはよ」
白「え!私も!!森澤先生おはよ!」
「え?ラウンド私行くよー?…って聞いてないし」
なにあれ?とはるかに聞けば
冴「何も。おはようございます。」
と超絶不機嫌で全力笑顔を見せられ
「ちょっと、なにその笑顔。怖ーい」
と言うとものすごく睨まれた
藍「勇気あるな……俺はなにも言ってないぞ」
「え?だからなんなの?」
冴「森澤先生もラウンド行ってきたらどうですか?」
とまた怖ーい笑顔で見つめられる
「は、はい。いってきます」
これはあれだな。緋山先生と白石先生がはるかいないと思って悪口言ってたやつだな
と勝手に解釈しながらエレベーターに乗る
新「おはよう」
「新海先生。おはようございます。…あ、奏ちゃんのオペ無事終わったみたいですね」
新「えぇ。ただ手に震えが残ってしまって…」
え……
「…奏ちゃんは?」
新「まぁあれは誰がやっても、結果は同じでしたよ。まだよかった方かもしれないです…それじゃあ」
と言い去って行った新海先生はいつものチャラ男先生ではなく、なにか、問題を抱えたような小さな背中だった
耕作はなんで奏ちゃんの検査結果を私に教えてくれなかったのかな
ラウンドは緋山先生たちが行ったし、奏ちゃんの様子見に行こうかな、なんて思ってるとピアノの音がして、その方向へ進む
藍「すまない」
という声が聞こえて、扉を開ける手を止めた
藍「元通りピアノを弾けるように出来なかった」
奏「大丈夫。リハビリすればまた弾けるようになるよね?………藍沢先生…?」
身を隠して聞き耳を立ててると、私と耕作のPHSが鳴って、耕作が出て来た
藍「!…盗み聞きか」
「ご、ごめん。」
藍「約束守ってやれなかったんだ」
「え?」
と言いながらも、冷凍倉庫で事故が発生し、私たちはそれから先を話す余裕もなくスタッフステーションへ走った。
白「負傷者多そうね…森澤先生灰谷先生とヘリ代わって先に現場入って、その後ピストンで灰谷先生と横峯先生と藤川先生に行ってもらう」
「分かった」
なんか耕作とヘリ乗ったの久々かも…
「奏ちゃん、」
藍「その話は後にしてくれ…」
「そう、だね……あ!!冬用の上着持ってくるべきだったなー…」
雪「森澤先生、半袖じゃないですか…」
話していたら現場に着いた
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れな(プロフ) - 苗字が森澤でびっくりしました笑笑 (2018年8月7日 19時) (レス) id: 18c21e4147 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉ありがとうございます(/ _ ; ) (2017年11月10日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - kokumaさんは話をつくるのがとても上手ですね!驚きました! (2017年11月10日 6時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 冷泉 波琉架さん» 物語に入り込んでいただけてとっても嬉しいです。ラストまでこんな感じで切ない展開が続く予定ですがお付き合い頂けたら嬉しいです^^ (2017年10月7日 14時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 波琉架(プロフ) - やばい。真相知った時泣いた… (2017年10月7日 12時) (レス) id: 8121be56da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokuma | 作成日時:2017年9月15日 21時