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はるかは泣き疲れて眠ってしまった


「あー仕事戻らなきゃ…」

緋「あ、森澤いたんだ。」

「うん。」

冴「緋山先生…?」

緋「ごめん。起こしたね。明日退院していいよ。これ会計に出してね。」

と退院証明を渡す

緋「あ、のさ……」

この重たい空気をどうにかしろと緋山先生から目で訴えられる

「あー…」


「ビックリしたー!!!」

白「あ!なんだー緋山先生も森澤先生もここにいたんだ!!」

白石先生がカーテンを思いっきり開け入ってきた

緋「なに?なんかあった?」

白「聞きたいことあって…あの、な、名取先生。あれ落ち込んでるの?」

「へっ!?あ…あぁ。あれは、最初から落ち込んでたよね?」

なんて緋山先生にふる

緋「あーうん!そうだね 最初からへこんでた」

白「え!そうなの?」


冴「なんかあったの…?」

緋「名取が現場で骨盤骨折を見落としたのね、で言い訳ばっかしてるから森澤がブチギレちゃって」

白「森澤先生のキレ方昔から変わらず怖かったーでもスカッとした!」


なんて普通の会話をして、昔のように女4人で笑いあった。


「ありがとう」

白「本当に聞きたかっただけだよ。」

緋「まぁ私もちょっと言い過ぎた。ごめん」


私もはるかに 手を差し伸べれる 仲間でありたい。


________

名「森澤先生…すいませんでした。」

「え、なに?」


医局に戻ると あの 名取先生が自ら私に頭を下げてきた


名「倉田さんにも言われたんです。俺たちの仕事は救えない言い訳は沢山できる。人は起きたこと全てを自分の責任だと言い切れる人に命を預けたいと思うと。」

「で?なにを思ったの?」

名「暑苦しいって思いました」


…え?


名「でもそれが俺の仕事なんだなって、それがフライトドクターなんだって気付かされました。俺はまだそんな風に仕事出来るか分からないです。でも少し自分を変えてみようとは思いました」


あー…この子はとっても不器用なんだと

「一歩前進だね。救命はタフでなきゃいけない。
だから救えた人は忘れていい。ただ救えなかった人の事は忘れちゃいけない…って昔藍沢先生に言われた」

名「やっぱ好きなんですね。藍沢先生のこと」

「え?なんでそうなるの」

と笑えば、名取先生も自然と笑顔になった。


ゆっくりでいい。救命医は大変な仕事だから

少しづつ経験を重ねて一歩づつ歩いていけばいい

つまづいた時には私たちがあなた達の支えになるから


.

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設定タグ:コードブルー , 藍沢耕作 , 山下智久   
作品ジャンル:恋愛
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れな(プロフ) - 苗字が森澤でびっくりしました笑笑 (2018年8月7日 19時) (レス) id: 18c21e4147 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉ありがとうございます(/ _ ; ) (2017年11月10日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - kokumaさんは話をつくるのがとても上手ですね!驚きました! (2017年11月10日 6時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 冷泉 波琉架さん» 物語に入り込んでいただけてとっても嬉しいです。ラストまでこんな感じで切ない展開が続く予定ですがお付き合い頂けたら嬉しいです^^ (2017年10月7日 14時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 波琉架(プロフ) - やばい。真相知った時泣いた… (2017年10月7日 12時) (レス) id: 8121be56da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kokuma | 作成日時:2017年9月15日 21時

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