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三「忘れてはいけない。でも前に進む努力はしなさい」
橘「そうだな、特に藍沢の子だ。いつまでもうじうじしてるその姿を見たら呆れられるぞ〜」
進む努力…今の私に強く強く胸に刺さる一言だ
橘「ただ俺も…なにも助けてやれなかったこと、そしてこいつにだけでも打ち明けるべきだったと後悔してる…」
三「本当よ。昔から森澤は１人で抱え込みすぎるところがある。沢山頼っていいのよ？」
「ご、めんな、、さい…私のせいで、、」
あの時、あの妊娠が分かった時どうしていいのか分からなくて、とても暗い闇に突き落とされた様な、そんな気がしてとても怖かった。
名医になる為、決死の努力をしていた
そんな耕作が大好きだった
そんな彼の未来を潰したくなかった
と言い訳をして、逃げた。先の見えない暗闇をたった１人で
その結果光から遠く、真逆へ進んでしまった。
三「泣いていいのよ、沢山泣いて。でも知っていてほしい。森澤は１人じゃ無い。」
そう言うと三井先生は、もう還らぬ人となった私の母のように優しく抱きしめてくれた。
橘「森澤には俺たちを始め、藍沢、白石、緋山、藤川、冴島という最強の味方がいる。だからもっと頼ってくれ。」
三「１人でよく頑張ったわね」
そんな暗闇を彷徨ってしまったら
思い出せばいい。共に歩んでくれる、仲間を
共に歩んでくれる耕作を
「ご、めんなさい。」
橘「もう、泣くな。森澤は笑顔が似合う医者だ。その笑顔を見た患者はそれだけ勇気付けられる。」
三「それはあなたもよ。最近優輔の前でもしかめっ面で…」
橘「そうだな…あの子の前では笑ってあげよう。俺たちだけでも」
「橘先生、三井先生。ありがとうございます…」
私には、一緒に光を探し歩いてくれるこんなに素晴らしい恩師がいる
１人じゃない。
前を向いて、あの子のぶんまで生きていかなければいけない
『ドクターヘリエンジンスタート』
橘「行くぞ！」
「はい！！」
井「橘！三井！ここにいたのか。優輔くんの容態が急変した」
なぜだろう。予測を上回る出来事が起こるのは
たいていの医者は負けず嫌いだ。
その予測を上回る現実にさえ勝ちたいと思う
きっと方法はあるはずだから…
橘＿藍沢、悪い代わりにヘリ乗ってくれないか？息子が急変した
藍＿！はい。
井「お、森澤か」
「お久しぶりです。内視鏡室空いてないので、初療室運びます！」
橘「急ごう」
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れな(プロフ) - 苗字が森澤でびっくりしました笑笑 (2018年8月7日 19時) (
レス) id: 18c21e4147 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉ありがとうございます(/ _ ; ) (2017年11月10日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - kokumaさんは話をつくるのがとても上手ですね！驚きました！ (2017年11月10日 6時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 冷泉 波琉架さん» 物語に入り込んでいただけてとっても嬉しいです。ラストまでこんな感じで切ない展開が続く予定ですがお付き合い頂けたら嬉しいです^^ (2017年10月7日 14時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 波琉架(プロフ) - やばい。真相知った時泣いた… (2017年10月7日 12時) (レス) id: 8121be56da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年9月15日 21時
