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秋元さんをICUに運び、奥さんに説明をする
奥さん「ダメージコントロール…？」
「出血量が多くこのままでは命が危険だったため、お腹は閉じず、一旦手術を中断しました」
奥さん「中断？あの人は大丈夫ですか？」
「ガーゼパッキングと言って止血のためお腹の中にガーゼを詰めた状態でICUに運んでもらっています。24時間後、全身の回復状態を見てどうするか決めます。」
奥さん「どうするって…？」
「…手術を再開するかどうか。です」
奥さん「夫は、本当に生きたいと願っているのでしょうか…」
何度も命を絶とうとしてる人を救うのは正解なのか…と言う気持ちも少なからずあるけど、
それでも医者としては救える命は救わないといけないのが現実
医者になって10年以上が経過したが、まだ迷う事が多い。
もちろん患者さんや、ご家族は私たち以上に命の選択の重みを感じているだろう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
24時間が経過
藍「再開しよう」
その一言で、秋元さんの命を救うオペが再開した。
「灰谷先生、ガーゼ剥がしてみる？」
灰「は、はい。」
「ゆっくり、慎重に……もっとゆっくり！」
灰「は、い。」
「1番奥のガーゼは臓器にくっついていて、剥がすときに傷ついて出血したら、また1から振り出しに戻るよ」
灰谷先生の手の震えが止まらない
「代わる。貸して」
灰「す、すいません」
灰谷先生と交代し最後の一枚まで全て剥がし取る
白「出血止まってる」
無事オペが終わり、奥さんへオペ成功の報告に行く
藍「ご主人が本当に生きたいと願っているかは私たちにも分かりません。
ですが、少なくとも体は生きたがっていた」
「ダメージコントロールとは、患者さんの、秋元さんの生命力に問いかける行為なんです。…でも心が答えてくれるにはきっと、、もっと時間がかかるかもしれないです」
皆傷を治す方法は知っているが、心を治す方法は知らない
きっと多分生きてる限り辛いことは続くし、後悔だってする。
でも今を生きてる限りその心とは向き合って行くしかないのかもしれない
とまた今日も患者さんに教えられている気がした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
藤「藍沢、森澤！！はるかが、はるかが目を覚ました！！！」
藍「後遺症もなさそうだ」
「はるかっ…」
はるかに飛びついた
目を覚ましたはるかはそんな私をいつもの笑顔で優しく包んでくれた。
「またその笑顔に会えてよかった」
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れな(プロフ) - 苗字が森澤でびっくりしました笑笑 (2018年8月7日 19時) (
レス) id: 18c21e4147 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - あいさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉ありがとうございます(/ _ ; ) (2017年11月10日 9時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - kokumaさんは話をつくるのがとても上手ですね！驚きました！ (2017年11月10日 6時) (レス) id: 6208755813 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 冷泉 波琉架さん» 物語に入り込んでいただけてとっても嬉しいです。ラストまでこんな感じで切ない展開が続く予定ですがお付き合い頂けたら嬉しいです^^ (2017年10月7日 14時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 波琉架(プロフ) - やばい。真相知った時泣いた… (2017年10月7日 12時) (レス) id: 8121be56da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokuma
| 作成日時：2017年9月15日 21時
