コード・ブルー 〜アネモネ〜

12 命より大切なもの ページ13

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〜命より大切なもの〜


あなたは命より大切なものはありますか

私は7年前のあの日全てを捨ててでも守らなきゃいけない命を見つけた

でも、神様はそんな私を許してはくれなかった

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＜白石家＞


Aと藍沢先生昨日あれから大丈夫だったかな…


考えながらリビングへ出る


わっ！まーた食べかけのおにぎりそのままにしてる


緋「あ！それ私の！」

白「え！ちょっと、それ昨日の朝からかあったよ？」

緋「梅干しだから大丈夫」

なにが大丈夫なのか分からない…


緋「……それよりあの2人大丈夫だったかな」


やっぱり考えてる事は同じ


白「んー」

緋「産んでないって、流産したのかな…？」

白「どうだろ…」


なんて昨日を思い返しながら緋山先生と翔北へ向かう


Aが抱えてるその大きな傷は、その痛みは私には分からない。

でも、寄り添っていいよね？それぐらいはさせてね、なんて思う


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＜医局＞

耕作と出勤すると、私達が最後だったみたいで…


藤「おー仲良く２人で出勤か〜」

冴「うるさい！」

藤「だってほら、森澤の服昨日と一緒だから」

「「「「「「え」」」」」」

なんて耕作以外皆の視線が私に向く

「き、着替えてくる」



あーなんて言い訳しよ

てゆうか頭痛いし、目冷やしたのに若干まだ腫れてるし、今日久々のヘリ担だし、大丈夫かな

今日一日なにもなく無事終わりますようにー

なんて思いながら医局へ戻る



灰「おはようございます！！！」

大声で頭が痛い！


「灰谷先生私の耳元で大声出さないで〜なんでそんな張り切ってんの」

灰「あ！すみません！！僕今日ヘリ担当なんで！」

「あー私も久々のヘリ担なの。よろしくね。ツボ押してる？」

ニヤっとしながら灰谷先生に聞く

灰「あ、やツボは……」

「うそ、冗談。よろしくね」

灰「はい！！！よろしくお願いします！！」

「だから耳元ででかい声出さない！」


灰谷先生っていじりがいあるな〜なんてニヤニヤしてるとここにもニヤニヤしてる人たちが


緋「でー？藍沢にお持ち帰りされたんだ〜？」

フェロー「「「え！！」」」

「ちょ、ちょっと…」

横「森澤先生と藍沢先生付き合ってるんですか？」

とニッコニコの笑顔で聞いてくる横峯先生

冴「私なにも聞いてない…」

と言いつつニヤニヤが止まらない様子の同期たち

興味津々のフェローたちにタジタジになる


藍「お前ら、仕事しろ。」


その一声で皆が散った




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