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ホグワーツ特急の最後尾付近、そこにユズナはいた。
リーマスとしばしの別れを告げ、コンパートメントを探していたのだ、時効は十時十五分、発車まであと四十五分もある、がプラットホームには生徒とその親が談笑している
「すごい、人。こんなに人がいるんだ」
と、思いながら誰もいないコンパートメントを見つけ、そこへ入る
「大丈夫、わたしはできる」
自分に暗示をかけるように、そうしながらユズナは荷物を運び入れた、どうせ人が来るだろうそう思い真っ黒なローブ、真っ黒なネクタイ、黒のスカートを着る、すると
コンコン、とノックの音がする
「はーい」
扉を開けると、黒髪混じりの茶髪の同い年くらいの少年がいた
「っ、ここは入ってもいい？」
少年は、ユズナを見ると驚いた、それはユズナも同じで少年を見て、目を見開き固まった
「…………」
「ねぇ、入ってもいい？」
「え？…………うん」
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作者名：柚巴 | 作成日時：2018年12月3日 21時
