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「心配しなくていい、私と一緒に行こう。
立ち止まったり、ぶつかるんじゃないかと怖がっちゃだめだ、これが大切だ
さぁ、行くぞ」
リーマスとユズナはカートを持つとそのまま走った
走るとぶつかるんじゃないかと怖くなり目を瞑る_______が、衝撃が来ない
恐る恐る目を開けると紅色の蒸気機関車がプラットホームに停車していた、ホームの上には『ホグワーツ行特急11時発』と書かれている
思わず紅色の汽車に意識を奪われていたユズナはハッとし、リーマスに詰め寄る
「すごい！すごいね！リーマス！！」
「え…あぁ」
「ホントにこんな場所があるなんてわたし、知らなかった！！
すごいね！わたしの知らないことたくさんあるんだね！」
あぁ、この娘もこんな嬉しそうな表情をするのか、とリーマスは思った
出会って一年、笑顔を見せてもはしゃぐ姿は見たことがなかった、きっとホグワーツならこの娘を良い方向へ育ててくれる
「ねぇ、リーマス！！」
「なんだい？」
「行ってきます！！！」
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作者名：柚巴 | 作成日時：2018年12月3日 21時
