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振ると黄色い光が店内を包んだ
「ブラボー！」と、オリバンダーは叫んだ
しばらくオリバンダーは上機嫌だった、それが怖く感じたユズナは杖の代金を支払うと逃げるようにリーマスが待つ漏れ鍋へ走った
やはり、荷物が多いと思うように動かない体を引きずるように歩くユズナの前は前が見えていない。だから、前から歩いてくる赤毛に気が付かなかった
ドンッ、と言う衝撃と共にユズナは尻もちを付き荷物は四方へ飛んでいった
「ったぁ…」
何事かと前を見ると燃えるような赤毛の少年がユズナを見下ろしていた
「あ、すみません。前、見てなくて………」
慌てて謝って飛んでいった荷物を取るために体を起こそうとすると何を思ったのか少年は手を差し出した
「大丈夫か？」
「え、あ……うん」
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作者名：柚巴 | 作成日時：2018年12月3日 21時
