【d!】非公認セコム 【zm】

体育祭 ページ15

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※体育祭について解釈が違う可能性がございます。






この学校では、体育祭は春に行う。






zm「なぁ、種目何？」


『二人三脚とリレーです。ゾムさんは⋯？』


zm「ふーん⋯オレは借り物と徒競走。」


『⋯⋯じゃんけん負けました？』


zm「⋯⋯⋯まぁ」



⋯同士か⋯








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rbr「次は、借り物競争です。───⋯」



⋯あ、ゾムさんだ。


黄色い歓声に顔を顰めながら、ゾムさんを凝視する。


視線に気づいたのか、目が合い物凄い笑顔で片手をぶんぶん振ってくる。



え、なんかデジャヴ⋯⋯



「「「きゃぁぁぁぁ！！ゾム様〜！！！」」」



「きゃぁぁ！！手振ってくれた！」


「今絶対私に手を振って⋯！！」



勿論また鼓膜が死んだ。


ゾムさん、大勢の中手を振るのはやめてくれ⋯





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ゾムさんの番に。



パン、とスタートの合図が鳴り、一斉に走り始める。ゾムさんはダントツで速い。



ゾムさんがお題を取ると、


うーん⋯⋯あ、せや！ みたいなジェスチャーをして、こっちに振り向いた。


そして目が合う。


そして笑顔で走ってくる。




zm「A〜！！！お題！！！！」



⋯うーん！！私じゃありませんように！！！

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