【d!】不良に求婚された件【shp】

脳筋 ページ24

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you side


kn「⋯チッ、ショッピどっか行ってしまったやんけ⋯」


⋯一つ、分かったことがある。

この人、ショッピさんの前では猫かぶってる。

⋯いやそれだけだが。


『⋯あ、もう時間ですよ⋯』

kn「⋯チッ、」


舌打ちをして、私を乱暴に振り落としてから帰っていく。


『いて⋯』


ふらふらとしながらも立ち上がり、教室の方へ振り返る。

ここのクラスの男女全員、教室にぶっ倒れている。


何故こんなことになったのかと言うと⋯

授業が終わって先生が出ていった数秒後に、
サボっていたここのクラスの人複数を背負ったコネシマさんが入ってきて無言で私を背負い、クラスの人を倒して行った。

本人に聞くと、わざわざ駆けつけるのめんどくさいからまず危害を加えそうなクラスの奴全員倒しに来たと。

なんという脳筋。


にしても相当面倒くさいことになった。

この倒れている人達が復活したら、高確率で私をリンチするだろう。

それに、この状況を先生に問い詰められるのも正直かなり面倒だ。

本当に、なんてことをやってくれたんだろう。守れ、なんてことを条件に入れてしまった私が悪いのだろうか？


⋯もう、サボるか？ 放課後まで。

明日リンチされたとしても、コネシマさんが守ってくれる⋯はずだ。


屋上へ早歩きで進む。


あぁ、そういえば。私の作戦をここで説明しておこう。


コネシマさんに何回も守ってもらうことで、私が悪い人間では無いと証明したい。

しばらく守ってもらった後、ショッピさんから私に話しかけてもらって、話しているところを守りに来たコネシマさんが見て、すまん、やっぱり俺が勘違いしてたわ〜でハッピーエンド。

これが私の作戦。

まぁ、あの時即席で考えたからかなり適当だが⋯


あぁ、それとこの作戦は何となくショッピさんに話しておいた方がいい気がする。

⋯何だかショッピさんは勘違いをしている気がするし、話した方がスムーズにこの作戦を実行させることが出来ると思うから。

⋯どこかで話しかけてきてもらわないとな⋯。

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