Do you stil …【2】

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【涼太 side】




涼太「んー。」




まただ。



リビングから聞こえる心地よいリズムで自然と目が覚める




カーテンの隙間からはすっかり陽が零れている








不思議といつもよりスッキリとした体を速やかに起こして軽やかな足取りでリビングに入った







『あ、涼太。おはよう』






涼太「おはよう」







これが毎日続けばなぁって



Aが奥さんになればなぁって









だめだ



今日ちゃんと結花にはなすんだ







どんなに最低って分かってても

こんなチャンス二度とない


これを棒に振れば俺達は今度こそ出会うことすらないかもしれない









『涼太？』





涼太「あ、なに？」




『なに、ぼーっとしてんの？顔洗って？できちゃうよご飯。』








話しかけている割には俺と目も合わせずにフライパン見つめてるけど


それも結構いつものことで


そんな姿さえ愛しくなっている






『涼太ってば』




涼太「やっと目合った」






『え？なに？』




ちょっとムスッとしたA




涼太「わかったわかった。顔洗ってきます」





『早く行ってよ。冷めても知らないからね』






なんでこんなに塩なのかはよくわかんないけどそれも愛ということで





もう勝手に解釈でもなんでもしてしまおう






いい香りのするリビングを抜けて洗面所の扉をくぐった

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