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「A…?」









俺が次に会った彼女は冷たく冷えきっていた。









なんでだ。なんでだ。なんでだ。Aはいつも四級相手の呪霊には余裕だったんだ。今までの任務も力をつけるためにやってたことで、今日でその任務も最後だったんだ。この任務が終わったらもっと強い呪霊と戦って力をつけると言っていたAがこんな姿になるなんてありえないだろ。









「嘘だよな…。A…?俺なんて酷い夢見てるんだろうな。明日お前に話したらいつもみたいに悟くんそんな夢見ないでよ!不謹慎だよって言ってくれるんだろ?あーあ、俺疲れてんのかな…。」









ガチャっとドアが開く音がして振り返るとそこには傑が立っていた。









「傑…。俺さ疲れてんのかな変な夢見てるみたいなんだ。Aが死ぬなんてありえないのにありえないのに見てしまうんだよ。なあ、これって夢だよな…?」









俺がそう言うと傑は何も言わずに俺の頭に手を置いた。それと同時に今まで堪えていたものが全て溢れ出して子供のようにワンワンと泣いている俺を傑は何も言わずに受け入れてくれた。









あれから何時間経っただろうか。閉室の時間になり部屋を出ないといけないことになった。









「A、俺さ_____________________」









最期に彼女に伝えた言葉が届く日は来るのだろうか。

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このか(プロフ) - はじめまして!完結おめでとうございます!とても面白くて感動して泣いてしまいました。夢主目線の番外編読みたいので書いていただけると嬉しいです! (2020年11月23日 19時) (レス) id: 9b416e9a45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萌咲 | 作成日時:2020年11月22日 21時

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