【HQ×文スト】潜入調査なんざクソ喰らえだ

23話 ページ27

Aside

放課後。
まず敦くんの方に行ってから、一緒に金田一くんの方に行く。

『金田一くん』

金田一「お。来たか、じゃあ………って、あ。ちょっと待っててくれるか？国見連れてくる。」

『うん、まってるね！』

金田一くんが少し席を外している間、敦くんが口を開く。


敦「さっきも国見くん居たんだけど、あんまり喋れなかったなぁ」

『そうなんだ…

…でも、敦くん優しいから、これからたくさんお話出来ると思うよ』


にこ。笑う自分。

この笑顔が本当か自分でも判断が出来ないが、紛れもなくこれは本音だった。


金田一「すまん、待たせたな」



『あっ、きた。』



金田一「行くぞ。」

敦/A「うん！」



＊＊


金田一「こんちはっす！！」
国見「…す」



ガラガラ、と金田一くんが体育館を開けると、2人の背中でみえないとこほもあるが、何人かバレー部の人が集まっていた。

…結構人数いるんだなぁ


岩泉「きたか。2人とも案内ありがとな。

…で、入部するお前らは、これから挨拶とかするからそん時紹介するから、そこらへんでのんびりしとけ。」

金田一/国見「はい！/はい」

『わかりました！』
敦「あっ！はい！」



待っていろ、と言われると考え事が捗る。

ザワザワ聴こえるなぁ、可愛いとか、可愛いとか。天使とか、綺麗だとか。

うーん…最初も言ったけど聞き慣れてんだよなぁ。


あー、確かファンの女子面倒なんだったけ。
彼氏"役"でも誰かに頼むか、どうするか…
でも、いる。ってことにした方が良いもんな…
………ん？そうしたら相当都合良くね？




…うん。誰に頼むか決まってないけどそうしよ！！！(即決)





敦「あっ、なんか集合してるね。」

『うん、そうだね、そろそろあっちに行こっか。』




太宰…は、幼なじみ設定だし、中也はお兄ちゃん。
…んで、国木田さんは講師設定だからアウト。
敦くん…は、今からだとキツいしなあ…

岩泉「クソ川は居ねぇし、知らねぇけど、まーなんだ、もうほぼ知ってるであろう新入部員だ」

『あっ、初めまして、中原Aと申します！』
敦「中島敦です！！！よろしくお願いします！」

頭では他のことがグルグルと巡る。

よろしくお願いしゃーっす！！、 …という声がめっちゃ響く。それはまた、とても響く。

えへへ、ととりあえず笑っておこう。うん。



岩泉「ってな感じだが、マネージャー業について誰か教えられるやついるか？」

？「あ！はいはーい俺教える〜」

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