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分析 ページ22
「まだ、他の兵たちには言わんといてくれ。 こちらで作戦をしっかり固めてから、再度全員の前で言う。」
「詳しいことは明日、また話そう。」
解散の合図に、各々が席を立った。
俺はロボロさんの元へ行き早速、銃の扱いを教えてもらう。
「それじゃ、いこっか」
向かったのは、射撃場だった。
俺は、銃の種類や特性を理解しきっていないので、扱うことに不安がある。
入隊試験時に、ハンドガンを使わせてもらったのだが、評価は及第点。
対人格闘では、断トツの好成績なのにどうしても差が出ていた。
「Aは、特別射撃しか使えないってわけでもないでしょ？ 試験見てるとき思った。」
「相手が相手なので可能かは分かりませんが、素手…ですね。」
「うん。 俺もわかんない。…まぁ、Aのパンチ重いし身軽だから、歯が立たないわけではないよ。」
よく俺のことを見ていてくれたのか、俺の戦い方を分析し、アドバイスをくれる。そして武器庫から一つの銃を取り出し俺に差し出した。
「そんなAは、安定して使えるアサルトライフルをプレゼント！」
手渡されたライフルは、ずしりと重く手にしっかり馴染む。
「命中率悪いってわけでもないし、試しに撃ってみよう」
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作者名：ももすけ | 作成日時：2017年9月15日 20時
