甘えないと出られない部屋【土方十四郎】�� ページ16
甘えないと出られない
【土方十四郎】��
『えー…えっと…副長、おいで…？』
土「……普通逆だろ」
両手を広げ、甘えるって
どうすれば、と首を傾げると
少々悩んだらしく、数秒の後此方に
来てはくれたものの踏み止まるように
煙草を取り出して言った副長。
『此処から出たくないんですか？
まさか心中希望でも出来ました？』
土「違ぇよ！」
土「お前が来いっつう話で、」
『条件はクリアしたいけど副長に
甘えるのは例え演技でも何か癪です。』
『第一副長も嫌でしょう』
箱から出し、取り落としかけた1本を
掴んでほっとした様にマヨネーズ型の
ライターをカチカチとやる。
巻かれた紙に火をつけると
暫く私を見つめ、口を開いた。
土「別に…どちらかと言えば
お前に甘える方が嫌だわ。」
土「後お前の体格的に絵面が
若干危ないんだよ。」
『表現は遠回しですけど要はあれですね、
小さいって言いたいんですね。』
『…まあそれは良いとして、
甘えるって具体的にどうすれば？』
土「ん、」
あまりにも都合良く置かれていた
白いソファーに座るとぽん、と
自身の膝を叩いた。
『ん、って…何』
土「……壁見ろ。」
『？…ええ…やだ…』
土「やんないと出れねえだろ」
膝枕、と書かれた壁を振り返って睨み、
私もソファーに座る。
条件に沿おうと体を傾けるが、羞恥心や
諸々で無意識に微妙な角度で体が固まった。
土「どんだけ嫌なんだよ、流石に
そこまで言われると俺も傷つくんだが」
『わざとじゃないんですって、
体が動かないんですよ。』
土「…ったく、」
すっ、と肩を持たれ体制が変わる。
自分の頭が乗っている場所を
凡そ認知したくなくて、心の
中で素数を数え始めていた。
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ひゅーまん - 難しいですもんね、、、自分も書いてるのでよくわかります、、 (4月9日 18時) (
レス) id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - わかりました！ご返事ありがとうございます！ (4月9日 18時) (レス) @page20 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - ひゅーまんさん» コメントありがとうございます、条件は書いてある通りでしたが、何とか激甘に持ってくのに必死で結構ぐちゃぐちゃになってしまった形です💦 (4月7日 7時) (レス) id: ce470ce554 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - それと、本当の条件ってなんだったんですか？ (4月1日 19時) (レス) @page28 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - 出れたんだw.w (3月25日 14時) (レス) @page31 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雨 | 作成日時：2024年1月5日 22時
