○ ページ3
「あの、財布」
「あ、ごめんなさい！どうぞ、」
相手の伸びてきた手が軽く当たる。
それだけで、当たったところが熱くなる。
なにこれ、もう乙女じゃん。
いままで告白されてから付き合うことはあっても、私から好きになることはなかった。
どうしたらいいんだろう私は。
「じゃあ、失礼します！」
「あ、ちょっと」
走り出すことにした。
そして校舎に入った時に気がついたのだ。
「…名前、聞いてない。」
最悪だ。
一目惚れしといて名前を聞いてない。
それどころかどこの誰かもわからない。
いや待てよ、あの制服はうちのじゃないか。
ということは探せば会える？
全校生徒500を超えるこの高校で？どの学年かも分からないのに？
私そんなに友だちもいないのに、どうやって探せと。
新学期から絶望する私を嘲笑うかのように予鈴が鳴った。
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
