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告白を飛び越えてプロポーズともとれる台詞を聞いた伊野尾ちゃんはしばらく無言のまま、動きもしなかった。
ずっと抱き締めたままだから伊野尾ちゃんがどんな表情をしているのか分からない。

やっぱり伊野尾ちゃんはお腹の子の父親のことを忘れられないのかも。
でもそんなの俺が忘れさせるから。

口には出さないが、そんな想いを込めて抱き締める腕に更に力を入れた。

すると伊野尾ちゃんも沈黙のこの状況に耐えられなくなったのか、口を開いた。


「…ダメだよ…結婚、はできない…」

「…俺のこと、男として見れないから?」

「それは…分からないけど…。結婚することで悲しむ山田のファンがいっぱいいるからだよ」

「でもっ…!俺は伊野尾ちゃんの方が…!」

「そんなこと言っちゃダメ。悪いけど山田の気持ちに応えることはできない」


そう言うと伊野尾ちゃんはそっと俺から体を離してリビングへ入っていった。

もしかしたら今すぐ荷物をまとめてこの家から出て行かれてしまうかもしれない。

焦った俺は下の階への迷惑も考えずにバタバタとリビングへ向かった。


「伊野尾ちゃん!」


ドアを開けると伊野尾ちゃんはテーブルに夕飯を並べているところだった。
とりあえず今は出て行く様子はなさそうだと、胸をなで下ろした。

とはいえ、近々出て行かれてしまう可能性はある。
付き合ってもいないのに自分に下心がある奴と一緒に住むなんて嫌だろうから。

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JUMP の虜♪ - すっごく面白いお話ですね!続き楽しみにしてますo(^o^)o (2019年1月2日 21時) (レス) id: 5a3b5569f1 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - ハルさん» 全然です!!!!ハルさんのペースで大丈夫ですので楽しみにまってます(´∀`) (2018年12月15日 0時) (レス) id: 0f9f59db2d (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - あすかさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!(;_;) しばらく更新停滞してしまっていますが、ちまちまと続きは書いているので近いうちに仕上げてアップできたらと思っています。お待たせしてしまい申し訳ないです… (2018年12月14日 23時) (レス) id: 63d9467158 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - とても惹き付けられるお話で楽しんで読ませていただいています!大変だと思いますが、応援してます!! (2018年12月10日 0時) (レス) id: 0f9f59db2d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2018年4月4日 0時

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