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Noside




Aへのスピーチが終わった。

次はと言うと…、

マイキー「えっと次は…、

新郎への友人代表スピーチ!

千冬へのスピーチはもちろんタケミっちー!」

武道「はっ、はい!」

タケミチは、バッと立ち上がり、緊張のせいか、
ぎこちない歩き方でマイクまで来た。

紙を開いて、ポツポツと話し始める。

武道「…え、えと、ち、ちふゆ、」

マイキー「お前緊張しすぎ」

武道「しますよこんなん!」

千冬「ふはっ、」

武道「おい千冬!笑うな!」

元東京卍會しかいない結婚披露宴は、
マイキーが司会というのもあり本当に自由なのだ。

武道「ち、千冬、改めて結婚おめでとう…!

お、俺は、1番近くで千冬を見てたけど、

昔っからお前は、Aさんのことになると、
何にでも必死で…、

Aさんが言うならどこにでも飛んでっちゃいそうで
俺は本当に怖かったよ。

10年前に付き合い初めて、まさか結婚まで…、

ずっと願ってたことだから、おれ、おれぇ…」

千冬「…た、タケミっち?」

やはり、タケミチが友人代表スピーチをして
泣かないわけがなかった。

タケミチは大号泣。もう誰も止められないほど。

一虎「ちょ、まって泣きすぎだろ」

三ツ谷「あははっ大号泣だなタケミっち」

武道「う“ぁ〜!!」

マイキー「えーっと?

ずっと願ってたことだから、俺は本当に嬉しいよ。

俺は本当に、誰よりも頑張る千冬を見てた自信がある。

プレゼントはどうすればいいか、とか、そう言うのも全部
俺に相談してくれたし、この結婚披露宴の招待状も、
1番最初に渡してくれたんだってな。

初恋の人とついにゴールインするなんて、
俺は相棒として本当に誇らしいよ。

今度みんなで集まろうな!
相棒!Aさんとずっとお幸せに!
なんかあったらすぐ言えよな!本当におめでとう!」

マイクを握りしめて大号泣するタケミチ、その横で、
タケミチのスピーチ用紙を奪い、代わりに読むマイキー。

それは、一言でまとめるとカオスだった。

マイキー「代わりに読んじゃったごめん☆」

武道「うぅ…ありがとうございますぅ…、」

千冬「おまっ…、泣きすぎだってぇ…」

「千冬くんも泣きすぎだよ…!」

号泣する千冬の横でAが笑う。

ドラケン「お前ら泣きすぎなー!」

?「あははは!大傑作だよタケミチ!」

?「お前らうるせえよ…」

?「いいタイミングで来れたな」

?「遅れてごめんなー」

千冬「へっ?」

ふと懐かしい声がして、そちらを見た。




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作者名:えび天 | 作成日時:2023年9月13日 23時

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