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武道side
結婚披露宴当日となった。
会場には、たくさんの元東卍メンバーが集まっていた。
マイキー「おっ、河田兄弟もいんじゃん！」
『えっ！？』
マイキーくんの指差すほうには、言葉通り、河田兄弟の姿が。
ナホヤ「ようお前ら！」
ソウヤ「なんだか久しぶりだね！」
ナホヤ「千冬のやろーが結婚披露宴やるっつーから
来ちまったよ！」
ソウヤ「ほんと！おめでたいね〜！
またラーメン食べに来て欲しいな！」
なんとそこには、河田兄弟だけでなく、
ペーパーコンビまでもいた。
そんな2人はドラケンくんたちと話していた。
このワイワイとした光景を見ながら、隣にいるマイキーくんは
ゆっくりと口を開いた。
マイキー「…な、タケミっち。」
『はい？』
マイキー「千冬の控え室、行かね？」
『えっ』
マイキー「さっきスタッフに声かけられてさ、
控え室、行っても大丈夫だって。
なんなら千冬も来て欲しいって。
せっかくだからタケミっち行こうよ。」
『行く…！行きたいっす！』
千冬ぅ…！まじかぁ…！
少し早めに歩いて、マイキーくんと控え室に向かう。
震える手でコンコンとドアを叩いて、
ゆっくりと中を除く。
するとそこには、白いタキシードに身を包んだ千冬が、
目の前の全身鏡と見つめ合っていた。
俺らに気づいた千冬は目を大きく開いた。
千冬「た、タケミっち！マイキーくんも…！」
マイキー「よっ、千冬。似合ってんじゃん。」
千冬「そ、そうすかね、ありがとうございます…、」
ポリポリと頭をかいて、照れる素振りを見せる千冬。
『おまっ、おまえぇ…！！』
千冬「はっ！？お前何泣いてんの！？」
マイキー「あははは！タケミっち泣くの早すぎ！」
『めちゃめちゃ似合ってるよぉおぉー！！』
俺は思わず千冬に飛びついた。
これくらいは許してよ、昔からの相棒が、
こんなかっこいい姿で目の前にいるんだからさ。
千冬も笑いながら、優しく抱きしめ返してくれた。
千冬「ありがとうなタケミっち。」
マイキー「……」
この光景を見て、マイキーくんは何を思ったのか、
マイキー「2人だけずりーじゃん！俺もー！」
そう言って、俺たち2人を抱きしめた。
千冬「あはは、マイキーくんもありがとうございます。
ほんと、みんなのおかげです。」
俺たち3人は離れた。
マイキー「違うって、全部千冬の努力だよ。
本当におめでとう。幸せにな。」
千冬「…はい、」
その光景みてまた泣いたのは言うまでもない。
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作者名：えび天 | 作成日時：2023年9月13日 23時
