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武道side
あれから数ヶ月後。
『……えぇ、』
マイキー「やっほー、タケミっち☆」
玄関を開ければ、マイキーくん、ドラケンくん、
三ツ谷くんとか、ヒナとエマちゃんとか…、
恐らく、結婚披露宴に招待されたであろう人が集まっていた。
真一郎「おうタケミチ！」
『真一郎くんまで！？
えっと、まあ、入ってください……、』
よく分からない急な家凸に戸惑いながらも、
玄関前でこれだけの人数はきついだろうし、近所にも
迷惑かかるかもしれないから、とりあえず家に入れた。
『…えっと、皆さんお揃いでどうしましたか、』
俺は全員分のお茶を、座っているみんなの前に出した。
マイキー「お、ありがとー。」
エマ「急にごめんねタケミっちー！」
『いや全然大丈夫だけど…』
ヒナ「ほら、もう千冬くんとAさんの結婚披露宴でしょ？」
ああ、確かに…、
もうそんな時間経ってたんだ…！
『…、それで…？』
真一郎「まー前夜祭的な？」
『本人たちいないのに前夜祭するんすか？』
真一郎「確かに」
真一郎くん…マジすか？
マイキー「兄貴のそれは冗談でいいから、
とにかく、なんかしてやりてぇなって。」
『あー…。』
サプライズ、的な、？
三ツ谷「やっぱ王道で花束がいいかなーって。」
場地「せっかくならドデカいヤツにしようぜ」
一虎「誰か学生時代の2人の写真もってねーの？
それ何枚か印刷して花束に飾ろうぜ」
ドラケン「おーめっちゃいいじゃん」
マイキー「あ、俺、確か少しだけもってる。」
エマ「ウチも！」
ヒナ「ヒナも持ってるよ！」
『俺もありますよ』
俺のスマホに、千冬＆Aさんの隠し撮り集がね…！
俺がすっげー応援してた大好きなカップルだから、
アルバムも作ってありますとも…！
一虎「おー！これすげーいい写真！」
真一郎「千冬と彼女のアルバム？
タケミチ、ファンじゃん。」
『そうですよ…！』
一虎くんと真一郎くんが、俺のスマホを覗き込んで
そう言った。
2人の青春がここにたくさん詰まってますよ…！
マイキー「じゃあさ、タケミっち、2人の写真で
良さそうなの印刷しておいてよ。」
『あ、はい！了解っす！』
エマ「花束はウチがいいの選んで持ってくから！」
ヒナ「みんなで渡そーね！」
真一郎「おしっ！決まり！」
みんなでグータッチを交わして、少しの時間遊んで、
その日は解散した。
よし、泣かせてやるぜ…！千冬、Aさん！
…だけど、その前に俺が泣くかもなぁ。
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作者名：えび天 | 作成日時：2023年9月13日 23時
