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マイキーside




今日もいつもと変わらない時間を過ごす。
部屋には俺、真一郎、エマの3人。

だけどエマは、配達物を取りいくために玄関へ出ていった。






それから約5分後。






エマ「マイキー!真にぃ!やばい!」





エマはそんなことを言いながら、バタバタと走って
部屋に戻ってきた。

『?どした?』

真一郎「んな暴れてどうしたよ。」

エマ「見てこれ!ほら!」

そう言って俺と真一郎の目の前に出してきたのは、
何やらピンク色の紙。

真一郎「何…?

……結婚披露宴の招待状?」

エマ「そう!」

『え?千冬とAの?』

エマ「そーだよ!」

真一郎「千冬!?千冬結婚すんの!?まじで!?」

俺、実は兄貴にも千冬に彼女できたこと言ってたんだよな。
なんなら、まだ千冬が付き合ってないときも、
「千冬好きなやつできたらしい」って言っちゃってたわ。

エマ「ね、これ絶対行くからね!変な予定入れないでよ!」

『入れねーよ当たり前。』

真一郎「いやぁ…、千冬、まじかぁ…。」

エマ「やばいー!!楽しみー!!」

キャッキャしてるエマ。

そうだよな、エマ、ずーっとこのカップル応援してたしな。
まあ俺もだけど。

『まじかぁ、もう10年だもんなー。

…はは、楽しみだな、2人の晴れ姿。』

エマ「ほんと楽しみー!Aさん絶対きれーだよ!」

真一郎「そーだなー、千冬、元気にしてっかな?
もうずっと会ってねーわ。

しかも俺、千冬の彼女に会った事ねーし。」

エマ「え、そうじゃん!」

『確かに』

エマ「Aさんすっごい綺麗で可愛いんだよー!
だけど間違っても惚れちゃダメだからね!

千冬にはAさんしかいないし、
Aさんには千冬しかいないから!!」

真一郎「えー何それめっちゃラブラブじゃん。」

エマ「そうだよ入る隙もないんだから!!」

10年経っても燃え尽きない2人の想い。

俺は恋とか、なんとかした事ないからわかんないけど、
これがすっげえ事だってことはわかる。

エマ「だけど千冬さぁ……、

ウエディングドレス姿のAさんなんて見たら、
ぶっ倒れちゃいそうじゃない?」

『それな、俺も思ったわ。』

真一郎「お前らの噂だと千冬、だいぶ彼女ガチ勢らしいな。」

エマ「えそうだよ。」

まじで千冬変わんねぇんだよな、
この前指輪買ったあとの千冬に会ったとき、
結婚式はわかんないって言ってたけど、するんだな。

やっと2人の晴れ姿が見れるってわけか。
楽しみだなぁ。




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作者名:えび天 | 作成日時:2023年9月13日 23時

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