24話 ページ25
｢キヨ、おはよ｣
｢フジじゃん、めずらし。どうかしたの｣
｢Aちゃんにこれ渡しておいてくれない？｣
｢は？｣
＊＊＊＊＊＊
ラーメン屋でご飯食べ終わったあとはそそくさと寄り道もせずに帰った。
適当につけた番組を弟と一緒に見て、風呂に入ってその日はもう休もうと思った時にちょっとしたアクシデント
｢ない...！｣
どこを探してもスマホがみつからないのだ
さっき来ていた上着のポケットの中にもズボンの中にもパーカーの中にも！どこにもないのだ！
考えられるとして学校かラーメン屋に忘れたとして後者の方が可能性が高い。
時刻は11時、ラーメン屋がちょうど閉まる時間。電話したら誰かしら出てくれるかもしれないけどそんな迷惑行為はしたくない。
｢くそー...ログインしてねぇゲームまだあったのに！｣
友達へのラインなんて何度でも言い訳できる、問題はゲーム。
ここで通算ログイン524日が途絶えてしまうと考えると胸が痛む
｢そんなこと考えても仕方ないか...｣
とりあえず明日学校早めに行って、なかったら帰りにラーメン屋寄るしかないかな...
夜更かしするための道具もないことだし大人しく寝よう
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
｢やっぱないかー｣
ロッカーや机の中、いつもの練習場所にもなかった。
最後は職員室にも寄ってみたけどなかったみたい。
｢くっそ｣
そんなに遠い訳でもないが帰り道にない場所行くのは凄くめんどくさい
自分のクラスに帰る前に下駄箱の近くにある自動販売機でパックのジュースを買う
｢あっ...オレンジジュース切れてる｣
とことんついてない気がする。仕方なくミックスジュースにするかと小銭を財布の中からジャラジャラと出すと
｢はよ｣
肩にポンと手が置かれたのを感じて後ろを振り向く。
｢キヨおはよ！｣
前言撤回、ついてるじゃないか私の運。
｢Aちゃん今日早いね｣
｢スマホどっかに忘れちゃって...学校にあると思ったけどなかったんだよね｣
目安は付いてるけどね。
｢それってこれ？｣
可愛らしい手提げ袋をキヨくんから受け取ると中には私のスマホが入っていた
｢おー！！えー！！ありがとう！！｣
ラーメン屋まで行く手間が省けた、
｢なんでキヨが！？｣
｢フジが届けろって｣
｢あー、あん時｣
そう言えばフジくんがアルバイトしてたな。わざわざ届けてくれたのか、なんかお礼しないとな
｢やっぱ行ったんだ｣
｢え？｣
｢お前フジん家行ったの？｣
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黒毛和牛(プロフ) - なつみ@にゃっつんさん» ありがとうございます！長らく更新が出来ず申し訳ありません...近日中には更新が出来そうなので引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2018年8月12日 1時) (
レス) id: 1ef88e6c34 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ@にゃっつん(プロフ) - とりあえずとてもとてもとても、キヨが尊いです(((( 楽しく拝見させていただいてます！これからも頑張ってください！ (2018年8月11日 22時) (レス) id: ed542c7469 (このIDを非表示/違反報告)
黒毛和牛(プロフ) - うまださん» ありがとうございます！拙い文面ですがこれからも楽しんで頂ければ幸いです！ (2018年7月13日 21時) (レス) id: 1ef88e6c34 (このIDを非表示/違反報告)
うまだ - 面白くて大好きです!この小説のキ大好きです！応援しています、頑張ってください! (2018年7月11日 17時) (レス) id: 98c4331093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒毛和牛 | 作成日時：2018年6月11日 2時
