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42回目 ページ42

2人で街中にあるショッピングモールへと足を踏み入れた

休日なことだけあってそこそこ混み合っている、さすがにこの年で迷子にはならないと思うけど…



「ここのモールってこんな感じだったんですね」



グルグルと周りを見渡してから、隣にいる彼に笑った



「来るの初めて?」

「はい、前々から気になってて…」

「じゃあ俺と一緒だな!」



もうこの輝かしい笑顔には目が慣れたと思っていたが嘘だった

普通に心臓が音を上げた



「(いやもう無理だよこれ)」



バレないように息を整えてから、じゃあ沢山回りましょうね!と笑顔を浮かべた

落ち着け、何度も言うが平常心だ



「………。」

「………。」



無言の空気が大変辛い

いや、だってよく良く考えればアイドルと二人っきりの時の会話方法とか学んでない

助けて芽衣、どうしたら良いのこれ


汗をダラダラと垂れ流しながら、手持っている鞄を力強く握り締める

正直に言うと手汗がヤバい



「この前は台本読み、手伝ってくれてありがとうな」



一人で悶々と考えていると、横にいる真緒さんが口を開く

その言葉に何処か実家のような安心感を覚えた



「いえ!ドラマ楽しみにしてますから!」

「はは、じゃあ期待に応えられるように頑張らないとな」



それから、真緒さんの仕事について沢山聞く

意外とスタートダッシュを切ればすんなりと会話が出来ることに気が付き安心した

このまま滞りなく進めば良い、そう思っていた

雑貨屋を見て、本屋にも寄って、真緒さんの仕事用の服も見て回って、それなりに順調だった



「すみません、荷物持たせてしまって…」

「良いって良いって、慣れてるからさ」



真緒さんの手には大きめの紙袋が二つ

一つは彼の服だが、もう一つは私の荷物だ

本人は気にしていない様子だが申し訳ない



「それより、そこ段差あるから気を付けろよ」

「うわ、気付かなかった!?」

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作品ジャンル:恋愛
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彩音(プロフ) - ひ〜〜めちゃくちゃどきどききゅんきゅんしました・・・。(語彙力なくてすみません) (2022年7月26日 14時) (レス) @page49 id: 25043c6aac (このIDを非表示/違反報告)
ことは - 真緒くん!梶さん!尊い! (2021年4月15日 18時) (レス) id: 1efa312b7c (このIDを非表示/違反報告)
めご(プロフ) - 空白猫さん» ありがとうございます(;_;)是非推してください〜!!評価もありがとうございます!! (2021年4月9日 23時) (レス) id: fec7c0a77e (このIDを非表示/違反報告)
空白猫 - 前半…「早くくっついて?」後半…「待ってこのカップル推せるわ」ってなりました…評価たくさん押しますね…神作だと思ったのでッ!! (2021年4月8日 11時) (レス) id: 10484fbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
愛葉 - 半分本気です…(笑) (2021年2月28日 20時) (レス) id: bb433bc26e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めご | 作成日時:2021年1月2日 21時

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