５．廊下の彼女〜雅紀〜 ページ5
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「ふ〜……。
でも、病院にファンの人達がいて良かった☆」
ひとり、ちょっとだけ喜ぶ。
さっきまで、リーダーとニノと蕪木さんがお見舞いに来てて。
その前まで、アラシックな看護師さん達と一緒にいた。
『相葉さん、サイン下さい♡』
『嵐のファンなんです♡
握手して貰えませんか？』
１人ずつ、そのお願いに答えていたオレ。
「相葉さん……？！」
「ちょっ…！！
皆さん、何やってるんですか！撤収！！」
驚いたニノと、一緒に案内してくれた上司っぽい看護師さん(看護師長さんらしい)の掛け声で。
ファンの皆さんとオレとの交流は、終わった。
ーーー『アンタ、無理して倒れたから入院してんでしょうが！』
ニノには、こう言われちゃったけれど。
オレが仕事を休んでいる間にも、待っててくれるファンの人達がいるわけで。
それを考えると、病院内で少しでもファンの人いないかなって思ったの。
『あの…サイン下さいっ。』
って、体温計で体温測りに来た看護師さんに答えていたら。
次々と、ファンの看護師さん達が入って来たという訳。
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「だけど、どういう意味だろ。蕪木さんの…」
ーーー『…その様子だと、お隣の子には会っていないみたいね？』
お隣さんが、どうしたんだろ？
一応、病室の前を確認してみたら。
オレの名札は伏せられてて、外からは相葉雅紀って分からないようになってる。
う〜ん………
お隣さんなんて、考えても分かるわけないよね！
という事で、オレは、病室の外に出てみることにした。
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「ん〜……？」
お隣の病室に近づいてみる。
この部屋の主もまた、オレと同じように名前が伏せられていた。
カシッカシッ
あれ？
何か廊下の向こうから音がするよ？
カシッカシッ…
「………どなたですか？」
あっ。
オレ、怪しまれてる！
「あ、済みません。あの、オレっ…」
女の子？
ちょ、怪しまないで。
「な、何ですか？！
……きゃっ！」
カツッ
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ん？
カツッ？
小さな悲鳴と共に、彼女の身体がよろけていく。
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「危ないっ！」
ドンッ
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ーーー気付くとオレは、壁に手をついて彼女を庇っていた。
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おちょう(プロフ) - 新手の壁ドン（護身）ですが、178hitを迎えました。ありがとうございます☆そして本日は、『Sakura』の発売おめでとうございます( ´ ▽ ` ) (2015年2月25日 18時) (
レス) id: 81d6a94558 (このIDを非表示/違反報告)
おちょう(プロフ) - お久しぶりです。初回から辛い展開ですが、辛さばかりではありません。今回も、よろしくお願い致しますm(_ _)m (2015年2月22日 19時) (レス) id: 81d6a94558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おちょう | 作成日時：2015年2月22日 19時
