120_mg ページ20
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返事を聞くのが怖くて、
気付いたら俺はAの話を遮っていた。
そしていつものように会話を進めてしまう。
これは逃げているってことは分かってる。
でも、
もうこんな風に話せる日は来ないかもしれない。
そう思うと、俺は必死で言葉をつないでいた。
「ミンギュ。」
次に話を遮ったのはAのほうだった。
「…このあいだの、返事なんだけど。」
さっきまで饒舌だった俺は、
驚くほどに何も言葉が出てこない。
「その、」
MG「待って。」
またもや話を遮った俺に戸惑った様子のA。
MG「…ごめん、抱きしめてもいい？」
最後にもう一度Aを抱きしめたかった。
拒まず頷くAにさらに胸が苦しいのに、
俺はそのままAを抱きしめる。
MG「このまま聞いてもいい？返事。」
またもや黙って頷くAは、ゆっくりと話し始めた。
「ミンギュ…ごめん…
…私、ミンギュの気持ちに応えられない。」
そのまま俺が体を離すまで、
そしてこの間教室で抱きしめた時も、
Aが抱きしめ返してくれることは一度もなかった。
Aを戻らせて柵に腕をかけ下を見ていると、
大きな段ボールを１人で運ぶ女子に声をかけて
それをひょいと持って運ぶ男子の姿が目に入る。
涙がこみあげてくるのが分かって、
空見上げてぐっと堪えて、屋上を後にした。
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いちごうゆ(プロフ) - ぽんたさん» いえいえ！僕のよりずっとお上手ですよ！ (2019年2月14日 23時) (
レス) id: 30e6976dfb (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - (名前)いおりさん» ありがとうございます！書き溜めが色々あるので、検討してみますね！本当にご意見も感想も嬉しい限りです、ありがとうございます！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 02c4569023 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - はるはるさん» 1番だなんて！！嬉しいです！！番外編とは、グクと主人公のこの後、でしょうか？ジスとジミンのお話も公開してるので良かったら読んでみてください！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 02c4569023 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - cookyさん» 嬉しいコメントありがとうございます〜〜！コメントのおかげで頑張れています笑 (2019年2月14日 19時) (レス) id: 02c4569023 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - いちごうゆさん» そんな〜本当にありがとうございます嬉しいです！！！語彙力だなんて…読み返したら誤字脱字多くて、本当に申し訳なく思っております笑 (2019年2月14日 19時) (レス) id: 02c4569023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた | 作成日時：2019年1月6日 23時
