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…あわわわわ、ぶかぶかだ。
Tシャツは緩めにインして
スウェットの腰紐をギュッと引っ張って結んだら
鏡の自分に目を移す。
「…うん。まあ悪くないんじゃない?」
着てみて格好つかなかったら制服に着替えて戻ろうと思ってたから
ちょっとホッとした。
((ガチャリ))
そーっとドアを開けると、
テヒョン先輩、ジミン先輩、ナヨンオンニ、ジスオンニ(ナヨンオンニの親友さん)
と、グク。
の5人にまで人数が減ってて、
輪になって談笑してた5人の視線は一斉に私に集まる。
JK「おそい。」
「あ、すみません。」
…え、私をお待ちになってらしたの?
JM「いやでもレッスン着似合うね、様になってる。
スウェット、アラジンみたいになってるけどね(笑)」
アラジンて。
NY「馬鹿あんた、様になってるってそりゃそうよAはダンスの腕も上級なんだから!」
JS「ナヨンのお墨付きね(笑)」
…オンニハードル上げないで。
JK「やっぱちょっとサイズでかかったか。
まあいいや、選んで。」
そう言ってまた手渡されるグクの携帯。
JK「無かったらダウンロードしてもいいよポイントあるし。」
「…あ、踊れるのある。これにする。」
再生画面にしてグクに渡す。
JK「いいじゃん(笑)」
TH「えー何何何!?教えてよ!ねえ!おしえてよ!!」
JK「テヒョニヒョンうるさい、始まればわかることです。」
NY「私は何となく予想ついてるけどね?」
「やっぱなんか恥ずかしいです。」
JS「まあ〜そうだよねこんな先輩達の前で。
私たち後ろにいるから、鏡に向かって踊るならどう?」
JM「ああ、そうしよ。ね?」
ジミン先輩とジスオンニがそう言いニコッとこちらへ微笑む。
「…はい、がんばります!」
JK「Aはやく、準備して。」
「はいはい。」
立ち位置について
スピーカー横のグクに目線を送る。
するとグクが手元の画面に目線を落とす。
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最後の定期公演で
ソロダンスをさせてもらった
初めて自分で振り付けもした
思い出の曲。
アリアナグランデ の "Into You"
目を閉じて一呼吸すると、
ステージからの光景や始まる前の静けさ
緊張感や胸のざわつき全てが蘇ってきて
少し指先が震えた。
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うぉにょな - 初めてこのようなものを見ました!最高です!はまりました(笑) (2022年7月27日 20時) (レス) @page1 id: cdd05df777 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - りーんさん» 嬉しいです!ありがとうございます!続編もよろしくお願いします! (2018年12月9日 12時) (レス) id: 02c4569023 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた(プロフ) - ソヨンさん» ありがとうございます!レス遅くなりすみません。続編もよろしくお願いします! (2018年12月9日 12時) (レス) id: 02c4569023 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅちゃん - めっちゃドキドキします!更新頑張ってください!!! (2018年11月27日 8時) (レス) id: b8be0b3ae1 (このIDを非表示/違反報告)
りーん(プロフ) - とても見ててそわそわします!!お忙しいとは思いますが、更新楽しみにしています!!楽しい作品ありがとうございます!! (2018年11月26日 21時) (レス) id: d6f17e48e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽんた | 作成日時:2018年11月11日 20時