◇ 狂愛 〈 緑 〉

45：アイシテル ページ45

忠義side



亮とAを待ってて約束をしたけど 、俺はやっぱりAがおらんと辛いねん 。


だから 、探しに行く 。

亮 、約束を破ってごめん 。




｢ A 、待っててな 。今から探しに行くわ 。｣




俺は 、雨が降っていることも気にせずAを探した 。




｢ A 、A ... 。｣





机に置いてあったAの携帯電話 。



俺は 、ずっと寂しくて悲しくて辛いときに 、AのLINEを開けて会話した 。




A私 、忠義のこと愛してる!!

忠義俺も 、Aのこと愛してる!!



俺が寂しくて2つのLINEを操作してるけど幸せだった 。



Aに言われているようにも感じた 。





｢ A 、どこにおる ？ 俺 、俺もう死んでまう ... 。｣



俺は 、雨の中 、泣いていた 。




｢ 忠義 。風邪ひいちゃうよ 。早くお家に帰ろ ？｣




愛する人の声が後から聞こえた 。




｢ A ... ？｣




｢ Aだよ 。｣




俺は 、Aを強く抱き締め 、喚くように泣いた 。


Aは 、俺の背中をさすってくれた 。

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