嘘 ページ3
A・やばい!!遅刻した!
目覚まし時計を見ると、もう家を出なくてはいけない時間だった。
もちろん朝ご飯なんて食べずに家を飛び出した。
いつも登校する時は徒歩なんだけど、
今日は徒歩だと絶対に間に合わない。
ちょうど止まっていたバスに急いで乗り込んだ。
A・間に合ったー!
思わず、口に出してしまった。
隣の人が笑ってる。
恥ずかしいと思いながら、隣の人を見ると
海先輩だった。
海・笑笑笑
おもしろすぎ笑笑
A・そんなに笑わなくてもいいじゃないですか!
海・ごめん笑
あー、こんなに笑ったのいつぶりだろ。
バスが学校の近くで止まり降りた。
海・寝坊したの?
A・は、はい笑
海・バスに急いで乗って来た時の顔が面白すぎて笑笑
A・そんなに面白かったですか?
海・うん!笑
?・海?
私と海先輩は歩いていると、
後ろから女子の声がした。
振り向くと、それは佳奈先輩だった。
佳奈先輩というのは学校一の人気者で、
女子の憧れの的。
佳奈・海?その女の子誰?
っていうかあなたも海先輩のなんですか
と心の中で呟きながら佳奈先輩を見た。
海・えっ?俺の彼女。
私は耳を疑った。
えっ。か、彼女?
初めて会って、数日しか経ってないのに?
佳奈・えっ。そうなの...?
彼女つくんないって言ってたくせに。
海・気が変わっちゃったのかな笑
佳奈・もう、いいよ!!
そうして、佳奈先輩は怒ったように先に行ってしまった。
A・あ、あのー。
海・何?
A・彼女って何でそんな嘘ついたんですか?
海・嘘なのかな笑
A・えっ?
海先輩は私の言葉を遮るように、歩いていった。
あれっ?
最近の頭の中、海先輩でいっぱいになってる。
佑亮は??
自分の頭の中が理解できなくなっていた。
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作者名:なつすけ | 作成日時:2018年9月16日 15時