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[デクが来る数秒前]
壊理を背中に隠すように守ったルミリオン。
脇腹や足首には、トゲが刺さっている。
壊理はボロボロと涙をこぼしているが、Aは泣きも笑いもせず、ただじっと、自分達を守るヒーローを見ている。
「ヒーローになりたかったか。壊理を助けたかったか、ルミリオン」
オーバーホールはボロボロになっていた。
そしてふらつきながらもしゃがみこみ、地面に手をつける。
「全て汚ならしい現代病だ。おまえのような奴を治してやるのさ。壊理の力で」
ルミリオンは脇腹に刺さったトゲを抜く。
それと同時に、オーバーホールが地面を“分解”した。
「治崎ィ!!」
「その名は捨てたと、言ったハズだ!!」
オーバーホールが地面を大きく“分解”した次の瞬間、音本が横たわっているすぐ横の壁に穴が開く。
そして……ヒーローデクが現れた。
[そして、現在]
『………!!なんで……』
デクを見るなり、Aは驚きで感情が支配される。
振り払おうと、頭を振るが、振り払うことなどできるはずがなかった。
デクは壁を強くけったのか、さらに大きく壁に穴を開け、部屋に突入する。
そして、勢いでオーバーホールを殴り、遠くに飛ばす。
デクの体には薄い緑色の
「ナイトアイ！確保を!!」
薄汚い格好をしたヒーローが叫ぶ。
ふらついたルミリオンをサラリーマンのような姿をしたヒーローが壊理ごと抱きしめる。
Aは驚きで壊理を離してしまっていた。
「凄いぞ…凄いぞ…ミリオ…！」
ヒーローの名前は恐らく……ナイトアイだ。
確保とは、壊理の事なのだろうとAは結論を出した。
Aは
オーバーホールの方を見ると、
“個性”が消されたようだった。
「いい加減に…!!」
「ルミリオンがここまで追いつめた！このままたたみかけろ！」
デクとヒーローがオーバーホールの元へ走る。
オーバーホールがなにかに気づいたようで、叫ぶ。
「起きろ、クロノォ!!」
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引きこもり隊 - 最後「幸せに笑ってろおおぉぉぉ！！！！」って思った。神すぎる。天才。 (2022年8月23日 20時) (
レス) id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - え？？？神ですか？あ、神ですね！( ´∀`)ﾊﾊﾊ好きです（唐突な愛の告白←） (2020年11月30日 17時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！ (2020年9月13日 7時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 読んでて面白くて、更新されるたびにとても嬉しくなります！更新頑張ってください！ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 935a46d4ab (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 読んでて凄く面白かったです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年1月24日 19時) (レス) id: 07869dbeb9 (このIDを非表示/違反報告)
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