13 貴方side ページ15
「おいおい冗談きついぜ山本！」
山「へへっ、わりーけどそーでもねーんだ野球の神さんに見捨てられたら俺にはなーんも残ってないんでね」
A「本当にそうか？お前が居なくなれば悲しむ奴らいっぱいいるぜ？怪我が治れば野球はまたできるしねばもう何もできない…それでもいいのか？」
ツ「あたっ！いつつつ…！！！え…あ…どッ…どーしよ…」
山「止めにきたならムダだぜお前なら俺の気持ちがわかるはずだ」
ツ「え？」
山「ダメツナって呼ばれてるお前なら何やってもうまく行かなくてしんじまったほーがマシだって気持ちわかるだろ？」
ツ「えっ、あの…っ…いや…山本と俺は違うから…」
山「さすが最近活躍めざましいツナ様だぜ俺とは違って優等生ってわけだ」
ツ「ち、ちっ…違うんだ！だめなやつだからだよ！俺山本みたいに何かに一生懸命打ち込んだことないんだ…″努力″とか調子のいいこと言ったけど本当は何もしてないんだ……昨日のは嘘だったんだ！ごめん！だから俺は山本と違って死ぬほど悔しいとか挫折して死にたいとか…そんなすごいこと思ったことなくて…」
ツ「むしろ死ぬときになって後悔しちまうような情けないやつなんだ……どーせ死ぬんだったら死ぬ気になってやっておけばよかったって…こんなことで死ぬのもったいないなって…だからお前の気持ちは分からない…ごめん…じゃ！」
山「待てよツナ」
っ？！落ちた！？間に合わない！くそ！
ツ、山「ぎゃぁぁぁ！/うわぁぁぁあ！！」
ツ「空中
山「ツナ！」
ツ「くそっ！とまらない！」
山「な！ツナ？」
ツ「かっ、かゆい！つむじがかゆーい！！！」
「ぶ、無事だ！」
「山本のジョークだったんじゃないの？ワイヤとかつかって…」
「なーんだ！俺真剣に心配しちゃったよー」
ツ「山本大丈夫か？」
山「ああツナ！お前すげーなお前の言うとーり死ぬ気でやってみなくっちゃな俺どーかしちまってたなバカはふさぎ込むとロクなことねーってな」
ツ「山本…！」
A「男の友情的なの終わった？」
ツ、山「A！！」
A「てめぇらには説教をくれてやるよ！まずは山本！俺は休めって言ったよな！スランプになればどれだけ頑張っても身につかねぇんだよ！休息も大切だからな！いいな！」
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作者名：ひびき | 作成日時：2023年1月15日 23時
