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【ジョンハン】
「何してんだお前ら…」
髪の毛を乾かしてAの様子を見に戻ってみれば、なぜかジョシュアとウォヌに挟まれて潰れていた。
「ヌナを甘やかしてる」
「同じく」
『捕まってる』
してる側とされる側で弁明が乖離してるんですけど。
『助けてくれ』
「対価は？」
『私からの熱烈な愛』
「安っす……」
『ああ？？』
まあ多分、2人がAを甘やかしてるのが正しいんだろうな。
Aはそういうの、照れて否定する属性の生き物だし。
「つーかヌナって家族に甘える人？」
『おお話題が急に変わってヌナびっくり……あとそろそろ離れてくんないかな』
「まあ末っ子だったら甘えてるんじゃない」
「そうっすよね」
「電話での話し方とかで分かる」
「うん」
『ねえ聞いてる？そろそろ離れてくんないかな』
「俺もそんな気がするー」
『やっべ増えた』
Aの足の間に体を滑り込ませて、首を曲げて膝に頭を乗せると、俺の髪の毛で遊び出したA。
『シュアウォヌあんたら風呂は？早く行ってよ、私が入れん』
「まあAヌナは入っても入らなくても同じじゃない？」
『えっ、もしかしてどっちにしても臭いって言いたい？』
『………………おい、返事は？』
「シュアヒョン、風呂行こ」
「OK」
『コラ待てチョンウォヌ！！！あっクソ！！ジョンハニどいて！』
「弟の味方しないなんて兄貴失格でしょ〜？」
『私の味方は！？一応、不本意だけど君の妹なんだよね、私！！』
「俺が味方するのは俺の妹だけ」
『くそ！！シスコン！！』
「あ？」
『ゴメン』
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作者名：歓楽街
| 作成日時：2023年2月18日 13時
