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あばよ！！とクオズ四人衆に捨て台詞を吐いたら、スンチョルが「待って」と呼び止めた。
『なんや』
「やっぱり危ねェといけないから送る」
『えっ、大丈夫だって。これでもソバットには自信あるし…』
「なんですぐ手が出るんだよお前は……」
『足ですけど』
「言葉のあや」
知ってた。
「じゃあスンチョラ、炎上して来い」
「燃え上がれ！」
「燃え尽きろ！！」
『散れ！！』
「よしA殺す」
『ぎゃあああん！！』
なんで私だけだよボケ！！！
つーかジス！！
さっきは送ってくれそうな雰囲気出してたのに、スンチョルが名乗り出た瞬間それかよ！？さすがドライだなヘイヘイ！？？
『ねえせめてあと1人くらいいてよ、炎上しないように…』
「しねーだろ〜」
『甘いぜドユナ、砂糖菓子のように甘いぜ……』
スンチョルが女の子の誰かしらと歩いていても、多分ファンは「彼女か〜……」って反応くらいだろうけど、相手が私だぜ？
ボコボコに殴ってくるよ絶対に。
『……まあいいか、スンチョルだし』
「どういう意味だよ」
『私の命の危機には守ってくれるだろ？』
「さぁ〜、どうかな」
『守ってくれよ！！漢だろ！？』
漢字の漢でオトコだろ！？？
「お前のが男らしいよ」
『あ、そんな褒めなくても……』
「褒めてない。帰るぞ」
『ぐえっ、入ってる入ってる……』
腕を私の首に引っ掛けて歩き出すスンチョル。慈悲の心はないんか。
私は引き摺られながら、「また明日〜」と手を振る薄情な3人に心の中で「くそったれ！！」と中指を立ててやった。フン。
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作者名：歓楽街
| 作成日時：2023年1月30日 21時
