▼クオズ焼肉会 ページ20
だいぶ暑くなってきたある日のことである。
疲れた私は今日も練習後、床に寝そべっていた。冷たくて気持ちいいね。もうなんなら床と一体化したいよね。
そして、腹が減った。
『焼肉食いてえ〜…………』
私はクオズ四人衆にそんな言葉を投げかけた。
「それなー」
「みんなで行く〜？」
「誰か奢って〜」
「Aかな〜」
「Aだな〜」
もちろんこんな感じになるとは思ったが、案の定すぎて笑えてくる。
『クラてめえら、私は妹だろ。ここは年上が……』
「ハイ都合よく妹面しない〜」
「おまえ1月1日生まれなんだろAヌナ」
「姉貴だろAヌナ」
「奢れやAヌナ」
『貴様ら言わせておけば！！！』
みんなだって都合よく姉貴扱いしてきてんじゃねーか！！
「痛え！！！おいA！」
投げた飴玉がドユンに命中した。
『やっび…！すまんドユナ！主にこいつらが悪い！！』
「オレら悪くないだろ」
「Aが焼肉行きたいとか言い出したせいだろ」
「Aが奢ってくれないからだよ」
『くそうお前ら嫌いだ！！』
これだからクオズは(主に私から)不良とか言われるんだよ！
「とか言ってホントは？」
『好きだよこの野郎！！！』
「ないわー」
「気分害した罪で奢れ〜？」
なんでだよ！お前は何様だスンチョラ！！
『じゃあ割り勘！！割り勘でいいじゃん、みんなで楽しくご飯食べようぜ！？』
「まー、こんなこと話してても飯行けねぇから行くか……」
「え〜い、なんだよスンチョラ。急に手のひら返すなよ〜」
「よしA、2人で行くか」
『そうしよう』
「ゴメンそれは寂しいから俺も行く」
ジスが手を挙げて言ったあとで、ジョンハニとドユニも慌てて手を挙げた。
「俺も」
「オレも！！」
『なんなんだオイ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 443人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：歓楽街
| 作成日時：2023年1月30日 21時
