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【Aside】
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「少し、大人だけで話しましょうか」
イカつい顔をした男性は、困ったように眉を下げて千冬くんに視線を移した。……この子の前では話せないような、デリケートな話ってことかな。
「松野、千冬くん？かな、アッチでお姉さんと一緒に遊ぼうか、」
「……」
男性の隣にいた私より少し上くらいの女性が千冬くんに声をかける。すると、心配そうに、不安そうに瞳を揺らしてこちらを見る千冬くん。どうしたのかと首を傾げると、トコトコと寄ってきて私のズボンを握った。
「千冬くん？…どうしたの、」
「……んん、…すてないで、」
「っ、…え、、」
「捨てないで」とは、どういう事だろう。考えただけで、頭が痛くなりそうだった。ポジティブに考えれば、私たちを信用してくれてるということだろうか。場地に助けを求めるように見ると、優しく千冬くんの頭を撫でた。
「千冬、俺らはそんなことしねぇよ。ちょっとだけだ、俺らのこと、待っててくれるか？」
「…ちゃん、と、…むかえにきて、くれる？」
「ああ、もちろんだ。な？A」
「当たり前！だから、あのお姉さんと待っててくれるかな、」
「ん、…わかった」
無事説得することができ、千冬くんの待つ場所とは少し離れた部屋に、場地と２人で通された。
目の前に先程の男性が座る。
「松野千冬くん。彼は、一度、母親の虐待を疑われて児童相談所に保護されています。」
「「！……、」」
「捨てたと、そう考えるのが妥当でしょう」
「っざけんじゃねえよ！！！なんだよ捨てたって！自分の子供だろ？！」
「ちょ、ちょっと場地、落ち着いて、」
淡々と、だけど少し苦しそうに事実を伝えてくれる警察の人。場地は、多分八つ当たりとは分かっているんだろうけど、怒りは抑えられない。勢いよく立った場地を鎮めて、警官に向き直った。
「彼は、…千冬くんは、どうすればいいんでしょうか、」
「おそらく、施設に入ることになるかと、思われます。」
「……私たちが、引き取ることは、可能でしょうか」
「！…ええ、養子縁組というモノがあります。」
「養子縁組」
時々、耳にしたことがある。おそらく、千冬くんは虐待を受けていた。つまり、もし、私たちが彼を引き取るとするならば、特別養子縁組という枠に入るのだろう。
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ネットの知識で書いています。現実と違う場合がございますが、ご了承ください。
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しょーゆ - 久しぶりに見に来たら、更新されていて喜びの舞を踊ってしまいました。大好きです。更新頑張ってください！ (11月11日 10時) (
レス) @page28 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
navy(プロフ) - 続きがなくて泣いた。なんでここで終わってる……！！！！ (7月5日 18時) (レス) @page27 id: eabe4dc5e7 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - ニヤケ止まりません。好きすぎる‼️‼️ (2022年11月20日 19時) (レス) @page27 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん - はぁぁぁ…尊すぎました。最高です。 (2022年7月24日 12時) (レス) id: 6a23f9fd22 (このIDを非表示/違反報告)
まお - あかん。にやけ止まらん (2022年5月11日 0時) (レス) @page27 id: 51025c20d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴらふ | 作成日時：2021年8月9日 23時
