□ ページ5
.
【Aside】
.
.
なんとか千冬くんを説得し、場地の車に乗り込む。アイツ、バカだからよく分かってないままだけど。
千冬くんを後部座席に乗せ、自分は助手席に乗る。千冬くんは、最初よりも少し安心してくれたみたいで、車の揺れに身を任せていた。
「なあ、これからどーしたらいい」
「アンタは、どうしたいの」
「もし、千冬が本当に捨てられたんなら、…俺が育てる」
「…そういうと思った」
「驚かねーの？」
「…私があの子を拾っても、そう言うと思う。」
「じゃあ、２人で育てるかっ」
「……、そんな簡単じゃないよ」
子供を育てるのは、とても大変だ。自分の子供でも大変なのに、他人の子供となると、……考えただけで目が眩む。姉が子供を産んだ時、ツラくて精神的に壊れかけたのを思い出す。……ああ、千冬くんは、乳児じゃないか。
生憎、自分は子供を産んだことがないので、詳しくは分からない。
でも。それでも、千冬くんと一緒に居たいと思った。
「…分かってるけどよ、」
「千冬くんの人生だから。千冬くんが選ぶべきだと思う」
「…」
「もし、千冬くんが私たちを選んでくれるなら。その時はさ、大歓迎でしょ？」
「ふっ、…ああ、当たり前だ」
まずは、千冬くんが安心して生きられる環境を。それだけを考えた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しょーゆ - 久しぶりに見に来たら、更新されていて喜びの舞を踊ってしまいました。大好きです。更新頑張ってください！ (11月11日 10時) (
レス) @page28 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
navy(プロフ) - 続きがなくて泣いた。なんでここで終わってる……！！！！ (7月5日 18時) (レス) @page27 id: eabe4dc5e7 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - ニヤケ止まりません。好きすぎる‼️‼️ (2022年11月20日 19時) (レス) @page27 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん - はぁぁぁ…尊すぎました。最高です。 (2022年7月24日 12時) (レス) id: 6a23f9fd22 (このIDを非表示/違反報告)
まお - あかん。にやけ止まらん (2022年5月11日 0時) (レス) @page27 id: 51025c20d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴらふ | 作成日時：2021年8月9日 23時
