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数日後

この日はタカとの合同楽曲のレコーディング日。
スタジオへ向かう。

ケンちゃん「今日もレコーディングだなー。楽しみだよ。また、切ないラブバラードだろ?」

A「うん。そうだね。肌寒くなるし、みんなが聴きたくなってくれる曲になるといいな。」

ケンちゃん「そうだな。to you…は、社長が感動して、早く売り出せって大騒ぎしたから、やっぱり年内に発売に決まったから。これから、PV撮って、番宣、雑誌と忙しくなるぞ。頼んだよ。」

嬉しいな。社長、感動したって言ってくれてたもんなー。

A「うん。頑張るね!」

ケンちゃん「あっ、ちゃんと旅行の日はスケジュール空けてるから心配しなくて大丈夫だからな。ゆっくり、バレずに楽しんで来い!」

A「うん!ありがとう。感謝して、バレずに楽しんで来るね。」

スタジオに着くと、タカはもう来ていた。
その他のメンバーに会うのも久しぶりだった。

A「おはよう。よろしくお願いします。」

タカ「あっ、おはよう。よろしくー」

トール「久しぶり!デモ聴いたんやけど、めっちゃ良かったよ!今日はよろしく!」

リョウタ「Aちゃん!久しぶり!」

トモヤ「久しぶり!よろしくねー」

タカ「ちょっといい?」

A「何?」

歌詞を見ながら、2人でどう歌うか細かく打ち合わせをして行く。

タカ「よし!1回録ってみようか!」

それぞれのパートの歌入れを順番で録った。

A「ねぇ、演奏も歌も全部一緒に1発本番って形で録ってみない?」

トール「いいね!」

リョウタ「めっちゃ、緊張するやん…」

タカ「なるほどね。やってみようか。」

トモヤのドラムの合図から始まり、みんなで1発本番で合わせて録った。
それを、みんなで聴いてみる。

リョウタ「めっちゃええやん!」

トール「こっちの方がええちゃう?」

トモヤ「俺もそう思う。」

A「これ、物凄くいいよね?」

タカ「うん、うん。いいね。」

トール「じゃあ、これに決まりやな!」

という事で、あっという間にレコーディングが終わった。

タカ「これ、映像も撮ってる?」

スタッフ「はい!撮ってました。」

タカ「それ、使うから取っておいてね。」

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年11月8日 12時

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