岸君 ページ29
紫耀「もー、岸君マジでうるさい…笑」
岸「あっ、こめん！」
A「フフフ、岸君が変わってなくて嬉しいな。」
神宮寺「でも、なんだかんだで、この2年間で、1番Aさんに会いたいって言ってたの岸君だったりしたもんね。よかったね岸君。」
紫耀「な訳ないじゃん…」
そう言われてまた拗ね始めた紫耀。
岸「いやこれはガチで俺が1番言ってたし。だって紫耀は全然言ってなかったじゃん。」
紫耀「違っ！俺は、口には出さないだけで、Aに会いたいってずっと思ってましたー。当たり前じゃん。」
岸「思うだけとか、そんなんカウントされませーん」
謎の2人の言い合いに皆んなで笑いあっていた。
神宮寺「ねぇ、俺、あと１つ爆弾落としていい？岸君さっき、Aさん抱き締めた時、エ ロい顔してましたー！笑」
紫耀「はぁ！？」
岸「なっ！する訳ないじゃん！なんだよエ ロい顔って。」
神宮寺君が、
こんな顔って言って、
岸君の真似をする。
紫耀「最悪…」
岸「良い匂いしたからかな…あっ、ごめんっ。って、なんだよ急に！苦しいよ！」
謝る岸君に紫耀が力一杯抱き着くと、
紫耀「これでAの感触も記憶も消えたでしょ？」
岸「消えたよ、消えた！ちょっとマジでもうやめて、苦しいって。」
そう言いながら、2人笑い、抱き合っていた。
神宮寺「本当変わんないでしょ？」
A「フフ、うん。」
2年が経っても変わらずに仲良くて、
嬉しかった。
私は紫耀の横で、
目の前に2人が座った。
岸「Aちゃん、元気だった？」
A「うん。岸君は？」
紫耀「元気。」
岸「髪切ったんだね。長いイメージだったから、さっきビックリだった。でも似合ってるよ！」
紫耀「そうだけど？似合うとか言うな。岸君のくせに。変態。」
岸「あっねぇ、Aちゃんさ、俺の事、テレビとかで見ててくれてた？俺、頑張ってるでしょ？」
紫耀「見る訳ないじゃん。」
私が返事をする前に、
紫耀が返事を返して、
それでも岸君は笑顔で私を見ては、
話しを続ける。
何なんだこの状態は。笑
神宮寺「アハハハ！もー2人とも何やってるの？岸君も何で何もなかったように流せるのさ。笑」
岸「いや、Aちゃんに聞きたい事が多すぎて、紫耀が返事をしてても、まぁいいっかって。笑」
神宮寺「岸君、本当にまあいいかでいいの？Aさんに聞きたい事なのに、紫耀が答えてるんだから、全然聞けてないじゃん。」
岸「あっ、そっか…！」
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年8月7日 1時
